このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされなくなったか、または拡張サポートされています。
Oracleでは、現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

5.2 Spacewalkクライアント・ソフトウェアのインストールとrhnreg_ksを使用したクライアント・システムの登録

Oracle Linux 7更新1以降、Oracle Linux 7またはOracle Linux 6サーバーをSpacewalkに登録する前に、Spacewalk Client 2.4ソフトウェアをインストールする必要はありません。 5.3項、「最初にSpacewalkクライアント・ソフトウェアをインストールせずにrhnreg_ksを使用してクライアント・システムを登録」を参照してください。

Spacewalk Client 2.4ソフトウェアをOracle Linuxサーバーにインストールし、サーバーをSpacewalkクライアントとして登録するには、次のようにします:

  1. Spacewalkクライアント・リポジトリへのアクセスを有効にします。

    https://yum.oracle.com/から最新のyumリポジトリ構成ファイルをダウンロードし、それをyumリポジトリ・ディレクトリ(デフォルトでは/etc/yum.repos.d)に保存します。 構成ファイルを編集してリポジトリを有効にします。

    • Oracle Linux 7の場合は、ol7_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成します:

      [ol7_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 7 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

    • Oracle Linux 6の場合は、ol6_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成します:

      [ol6_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 6 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL6/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

    • Oracle Linux 5の場合は、ol5_spacewalk24_clientリポジトリを有効にします。

      または、次の内容の/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoファイルを作成します:

      [ol5_spacewalk24_client]
      name=Spacewalk Client 2.4 for Oracle Linux 5 ($basearch)
      baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL5/spacewalk24/client/$basearch/
      gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
      gpgcheck=1
      enabled=1

  2. Oracle Linux 5の場合のみ、pirutup2date、およびup2date-gnomeパッケージを削除するには、rpm -e --nodepsコマンドを使用します。

    # rpm -e --nodeps pirut up2date up2date-gnome
  3. Spacewalk Clientソフトウェアをインストールします:

    # yum install rhn-client-tools rhn-check rhn-setup rhnsd m2crypto yum-rhn-plugin

    このコマンドは、既存のパッケージを置き換え、以前の登録をULNで削除します。

  4. CA証明書ファイルRHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERTをサーバーにダウンロードします。

    ブラウザのタブで、http://swksvr_FQDN/pub (swksvr_FQDNは、Spacewalkサーバーの完全修飾ドメイン名)にナビゲートし、CA証明書ファイルRHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT/usr/share/rhn/にダウンロードします。

    コマンドラインからwgetを使用してファイルをダウンロードすることができます。次に例を示します:

    # wget -q -O /usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT \
      http://swksvr_FQDN/pub/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT

    また、SSL証明書をインストールするときに自動的に生成されるパッケージをインストールすることもできます。たとえば、次のようにします:

    # yum install http://swksvr_FQDN/pub/rhn-org-trusted-ssl-cert-1.0-1.noarch.rpm

    Spacewalkサーバー・ソフトウェアのインストールと構成後にSSL証明書を交換した場合は、別のURLを指定する必要があります。

  5. rhnreg_ksコマンドを使用してSpacewalkにシステムを登録し、--sslCACertオプションを使用して証明書を指定します。

    # rhnreg_ks --sslCACert=/usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT \
      --serverUrl=https://swksvr_FQDN/XMLRPC --activationkey=activation_key

    Spacewalkサーバーまたはプロキシを完全修飾ドメイン名で指定します。

    SpacewalkクライアントをSpacewalkサーバーに再登録する必要がある場合は、追加で--forceオプションを指定します。

  6. Oracle Linux yumサーバー・リポジトリ構成ファイルでSpacewalkクライアント・リポジトリへのアクセスを無効にするか、/etc/yum.repos.d/spacewalk24-client.repoを削除します。