グローバル変数の使用方法

明示的な一部のステップでは、「事前定義済値」として設定されたフィールドを参照できます。一時的な定数値(例: 文字 Y)を参照する以外に、このようなフィールド値でグローバル変数を参照することもできます。グローバル変数は、システム・データを参照する場合に使用します。

「データの編集」ステップ・タイプを使用する場合、使用可能な変数は若干異なります。詳細は、「データの編集構文」を参照してください。

ビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトには、次のグローバル変数があります。

変数名 コメント
%PARM-<name> 標準のシステムURLを使用してアプリケーションを起動したときに、アプリケーションに渡される名前のパラメータの値です。これらのパラメータの詳細は、「システム起動時にスクリプトを起動」を参照してください。
%PARM-NOT-SET %PARM-< >パラメータと比較して、アプリケーションの起動時にパラメータが設定されたかどうかをチェックするために使用します。設定されていないパラメータは、このグローバル変数と等しいものとみなされます。最初にパラメータを使用する前に、このグローバル変数に対してパラメータを比較することをお薦めします。
%BLANK 空白値(値なし)が含まれている定数。
%SPACE 単一の空白値が含まれている定数。
%CURRENT-DATE サーバーではなく、ブラウザが認識している現在日。
%SYSTEM-DATE サーバーの日付。この日付は、システム日付の上書きロジックの影響を受けることに注意してください
%SAVE-REQUIRED ページ上のデータが変更されたかどうか(変更された場合は保存が必要)を示す値が含まれるフラグです。このフラグを問い合せて、後続のステップを実行する前に作業内容を保存するようにユーザーに求めることができます。このフラグには、「真」または「偽」の値が格納されます。
%NEWLINE 改行文字(復帰改行)が含まれている定数。置換時に、生成されるテキストに改行が挿入されます。
注意: 生成されるテキストがHTMLの場合、この定数は期待した効果が得られません。たとえば、ステップのテキストやプロンプト文字列の場合です。これは、HTMLでは改行などの特殊文字が無視されるためです。HTMLテキストで改行する方法は、「テキストでのHTMLタグおよびspanタグの使用方法」を参照してください。

グローバル・コンテキスト変数を参照するには、%FIELD_​NAMEを使用します。たとえば、SP_​IDフィールドがグローバル・コンテキストにある場合は、%SP_​IDを参照し、現在コンテキストにあるサービス・ポイントのIDを参照できます。さらに、次の特別な値がサポートされています。

変数名 コメント
%CONTEXT-PERSONID 現在のパーソンのIDが含まれている定数。
%CONTEXT-ACCOUNTID 現在のアカウントのIDが含まれている定数。
%CONTEXT-PREMISEID 現在の需要場所のIDが含まれている定数。

さらに、スクリプトが様々な起動ステップ・タイプのいずれかを使用して何かを起動し、エラーが返された場合は、次のグローバル変数にエラーに関する情報が含まれます。

変数名 コメント
%ERRMSG-CATEGORY %ERRMSG-NUMBER エラー・メッセージ番号の一意の識別子。
%ERRMSG-TEXT エラーの簡単な摘要。
%ERRMSG-LONG エラーの完全な摘要。