PCIe スロット 6 に Sun Storage 6 Gb SAS PCIe 内蔵ホストバスアダプタ (HBA) が取り付けられ、外付け PCIe スロット (スロット 1 - 5) の 1 つに Sun Storage 6 Gb SAS PCIe 外部 HBA が取り付けられたサーバーが構成されている場合、BIOS のブート中にストレージドライブが検出されません。その結果、Pc-Check は内部ストレージドライブを検出およびテストせず、ユーザーは内部ストレージドライブをブートドライブとして指定できません。
影響を受けるハードウェアおよびソフトウェア:
Sun Storage 6 Gb SAS PCIe 内蔵 HBA (SG-SAS6-INT-Z および SGX-SAS6-INT-Z)
Sun Storage 6 Gb SAS PCIe 外部 HBA (SG-SAS6-EXT-Z および SGX-SAS6-EXT-Z)
リリース 1.1、1.2、1.3、1.4.4、および 1.5
回避方法:
ブート時に内部ストレージドライブが検出されるように内蔵および外付け HBA カードを再構成するには、次の手順を実行します。
サーバーをリブートします。
BIOS がブートすると、「LSI Corporation MPT SAS2 BIOS」画面が表示されます。
「Type Control+C to enter SAS Configuration Utility」メッセージが表示されたら、Ctrl+C を押します。
「LSI Corp Config Utility」画面が表示されます。
内蔵 PCIe カード (SG-SAS6-INT-Z) は「Boot Order」列に表示されません。
右矢印キーを押して、「Boot Order」列を選択します。
Insert キーを押します (「Alter Boot List」)。
数値 1 が内蔵 PCIe カード (SG-SAS6-INT-Z) の横に挿入されます。
ブート順序を変更するには、- (マイナス) キーを押します (「Alter Boot Order」)。
内蔵 PCIe カードのブート順序の番号が 0 (ゼロ) に変更され、外付け PCIe カード (SG-SAS6-EXT-Z) のブート順序が 1 に変更されます。
矢印キーを使用して、外付け PCIe カードの「Boot Order」列を選択して、Del キー (「Alter Boot List」) を押して、ブート順序から外付け PCIe カードを削除します。
LSI Corp Config Utility を終了するには、Esc キーを押します。
「Exit Confirmation」画面が表示されます。
「Exit Confirmation」画面で、「Save Changes and Reboot」までスクロールダウンして、Enter キーを押します。
BIOS 画面が表示されたら、F2 キーを押して BIOS 設定ユーティリティーを開始します。
BIOS の「Main」画面が表示されます。
BIOS の「Main」画面のメニューバーで「Boot option」を選択します。
「Boot」メニュー画面が表示されます。
サーバーの内部ストレージドライブが「Boot」メニュー画面に表示されるようになったことを確認します。
これで、ブートリスト順序の上部にする内部ストレージドライブを選択できます。