Sun Storage 6 Gb SAS PCIe RAID HBA が LSI ファームウェアバージョン 10M09P9 以前の古いバージョンで動作している場合、UEFI BIOS モードでブートするとシステムがハングアップするように見えることがあります。具体的には、各デバイスハンドル上で Driver Configuration Protocol を呼び出す必要があります (インストール後に、これを HBA デバイスと関連付けるメカニズムはありません)。Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) 仕様では、このプロトコルは、不正なデバイスに対して呼び出しが行われると EFI_UNSUPPORTED を返すことになっています。それに対し、以前の LSI ファームウェアが HBA 上で動作している場合、HBA ドライバはチェックなしでデバイスの使用を試みるため、プロセッサ例外が発生します。新しいバージョンの HBA LSI ファームウェアでは、デバイスをチェックして適切なステータスコードを返すようにプロトコルが修正されています。
影響を受けるハードウェアおよびソフトウェア:
Sun Storage 6 Gb SAS PCIe RAID HBA、内蔵オプションカード (SGX-SAS6-R-INT-Z および SG-SAS6-R-INT-Z)
リリース 1.0、1.1、1.2、1.3、1.4.4、および 1.5
回避方法:
この問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で回復できます。
HBA LSI ファームウェアを更新します。HBA ファームウェアを更新する手順については、HBA ファームウェア更新による UEFI BIOS のサポートを参照してください。
Oracle ILOM を使用して BIOS をデフォルト設定に復元します。これで BIOS モードが出荷時のデフォルトであるレガシーモードに戻ります。
Oracle ILOM BIOS 構成のバックアップおよび復元機能を使用して、「UEFI Boot Mode Option」を「UEFI BIOS」ではなく「Legacy BIOS」に変更します。