Oracle Solaris 11 では、Oracle Solaris をインストールするためにネットワークからブートするとき、使用されるネットワーク構成ブート方法は DHCP です。DHCP を使用してシステムをネットワークからブートするには、DHCP ブートサーバーをネットワーク上で利用できる必要があります。
boot コマンドを実行するとき、DHCP プロトコルを使用した SPARC ベースシステムブートを指定できます。あるいは、NVRAM 別名を設定することによって、システムをリブートしてもこの情報を PROM レベルで保存できます。
次の nvalias コマンドの例では、デフォルトで DHCP を使ってブートするように、ネットワークデバイスの別名を設定します。
ok nvalias net /pci@1f,4000/network@1,1:dhcp
結果として、boot net と入力するだけで、システムは DHCP を使用してブートします。
注意 - nvalias コマンドと nvunalias コマンドの構文を十分理解するまでは、nvalias コマンドを使用して NVRAMRC ファイルを変更しないでください。 |