x86: GRUB メニューにブートエントリを追加する方法

指定したエントリタイトルで、新しいエントリを GRUB メニューに追加するには、bootadm コマンドの add-entry サブコマンドを使用します。エントリ番号を指定すると、新しいエントリが GRUB メニューの特定の位置に挿入されます。または、エントリ番号がメニュー内の現在のエントリ数よりも大きい場合、エントリはメニューの最後のエントリとして追加されます。

1. root 役割になります。

   Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

2. (オプション) GRUB メニューの現在のブートエントリを一覧表示します。

   # bootadm list-menu

3. GRUB メニューに新しいブートエントリを追加します。

   # bootadm add-entry -P pool -i [entry-number] entry-title

4. 次のように、新しく追加されたエントリに bootfs プロパティーを設定します。

   # bootadm change-entry -i new-entry-number bootfs='pool-name/ROOT/be-name'

   この段階により、新しく追加されたブートエントリが、bootfs pool-level プロパティーに指定されており、ルートプールに設定されているデフォルトの bootfs 値を使用しなくなります。

5. ブートエントリが追加されたことを確認します。

   # bootadm list-menu

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   注 -  変更が表示されない場合は、grub.cfg ファイルを調べて、変更が実行されているか確認します。

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使用例 10  x86: GRUB メニューにブートエントリを追加する

次の例に、bootadm add-entry コマンドを使用して、GRUB メニューにメニューエントリを追加する方法を示します。この例では、エントリ番号 2 が追加されます。

# bootadm list-menu
The location of the boot loader configuration file is /rpool/boot/grub
default 2
console graphics
timeout 30
0 Oracle Solaris 11/11
1 Oracle Solaris 11.3
# bootadm add-entry -i 2  Oracle Solaris 11_test
# bootadm change-entry -i 2 bootfs='rpool/ROOT/test'
# bootadm list-menu
The location of the boot loader configuration file is /rpool/boot/grub
default 2
console graphics
timeout 30
0 Oracle Solaris 11/11
1 Oracle Solaris 11.3
2 Oracle Solaris 11_test

次のように、エントリ番号を指定して、新しいメニューエントリの内容を表示します。

# bootadm list-menu -i 2
     the location of the boot loader configuration files is: /rpool/boot/grub
     title: Oracle Solaris 11_test
     kernel: /platform/i86pc/kernel/amd64/unix
     kernel arguments: -B $ZFS-BOOTFS
     boot archive: /platform/i86pc/amd64/boot_archive
     ZFS root pool: rpool