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Oracle® Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン

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更新: 2016 年 11 月
 
 

x86: GRUB 構成のカスタマイズ

grub.cfg ファイルにはほとんどの GRUB 構成が格納されます。GRUB 構成にメニューエントリやその他のスクリプトなどの、複雑な構造を追加したい場合は、custom.cfg という追加の編集可能ファイルを使用できます。このファイルはデフォルトでシステムに存在しません。このファイルを作成し、/pool-name/boot/grub/ にある grub.cfg ファイルと menu.conf ファイルと同じ場所に置く必要があります。

GRUB は、grub.cfg ファイルの末尾にある次のコードによって、custom.cfg ファイルにあるコマンドとカスタマイズを処理します。

if [ -f  $prefix/custom.cfg ]; then
			source $prefix/custom.cfg;
fi

これらの命令では、GRUB に、 boot/grubサブディレクトリ内で、ルートプールの最上位データセット内の custom.cfg ファイルの存在をチェックするように指示します。custom.cfg ファイルが存在する場合、GRUB はそのファイルをソースとし、内容がテキストで grub.cfg ファイルに挿入されたかのように、ファイル内にあるすべてのコマンドを処理します。

64 ビット UEFI ファームウェアを搭載するシステムで、このファイルのエントリは、次のようになります。

menuentry "Windows (64-bit UEFI)" {
   insmod part_gpt
   insmod fat
   insmod search_fs_uuid
   insmod chain
   search --fs-uuid --no-floppy --set=root cafe-f4ee
   chainloader /efi/Microsoft/Boot/bootmgfw.efi
}

BIOS ファームウェアを搭載するシステムで、このファイルのエントリは、次のようになります。

menuentry "Windows" {
   insmod chain
   set root=(hd0,msdos1)
   chainloader --force +1
}