デフォルトのブートローダーとして GRUB 2 をサポートする Oracle Solaris リリースの新規インストールの場合、インストールを実行する前に必要なものは何もありません。
Oracle Solaris 11.1 以上へのアップグレードの場合、アップグレードの前にいくつかの前提条件となるパッケージをインストールする必要があります。これらのパッケージは Oracle Solaris パッケージリポジトリに含まれます。
始める前に
システムを GRUB 2 をサポートするリリースにアップグレードする前に、次を実行します。
インストールやアップグレードに影響する可能性のある既知の問題を確認してください。Oracle Solaris 11.3 ご使用にあたってを参照してください。
GRUB Legacy メニューエントリが GRUB 2 に移行される方法 および GRUB 2 と GRUB Legacy のブート環境を同じシステムで保守するの情報とガイドラインを確認してください。
既存の GRUB Legacy 構成を維持します。
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
$ pkg update
$ pkg update pkg
このコマンドを実行すると、*pkg に一致する名前を持つすべてのパッケージが更新されます。これは pkg コマンドとその依存関係を含むパッケージです。
$ pkg update --accept
最後の更新で、デフォルトのシステムブートローダーとして GRUB 2 がインストールされます。更新によって、GRUB Legacy menu.lst ファイルの内容に基づく grub.cfg ファイルも作成されます。
新しいブート環境がアクティブになると、GRUB Legacy 構成が GRUB 2 に移行され、GRUB 2 がシステムのデフォルトのブートローダーになります。menu.lst ファイルから Oracle Solaris ブートエントリが、表示されている順番で grub.cfg ファイルにコピーされます。すべてのチェーンローダーエントリも移行されます。