現在システム上にある GRUB メニューエントリを一覧表示するには、bootadm コマンドの list-menu サブコマンドを使用します。この情報は grub.cfg ファイルによって提供されます。特定のメニューエントリに関する情報を表示するには、list-menu または show-entry サブコマンドを使用します。–i オプションを使用してエントリ番号で、または –t オプションを使用してタイトルで特定のエントリを選択できます。
使用例 1 GRUB メニュー内のすべての項目の一覧表示list-menu サブコマンドを使用すると、現在の GRUB メニューの内容を表示できます。このサブコマンドはまた、ブートローダー構成ファイルの場所、デフォルトのブートエントリ番号、autoboot-timeout 値、および各ブートエントリのインデックス番号とタイトルも表示します。
$ bootadm list-menu the location of the boot loader configuration files is: /rpool/boot/grub default 0 console graphics timeout 30 0 Oracle Solaris 11 FCS 1 Oracle Solaris backup-1 2 Oracle Solaris 11 11.2使用例 2 特定のエントリ番号に関する情報の一覧表示
list-menu サブコマンドの実行時に –i オプションでエントリ番号を指定した場合は、選択されたエントリに関する情報が出力に表示されます。
$ bootadm list-menu -i 0 the location of the boot loader configuration files is: /rpool/boot/grub title: Oracle Solaris 11 FCS kernel: /platform/i86pc/kernel/$ISADIR/unix kernel arguments: -B $ZFS-BOOTFS -v boot archive: /platform/i86pc/$ISADIR/boot_archive ZFS root pool: rpool
show-entry サブコマンドを –i オプションとともに使用した場合は、ブートローダー構成ファイルの場所を除き、同じ情報が表示されます。
$ bootadm show-entry -i 0 title: Oracle Solaris 11 FCS kernel: /platform/i86pc/kernel/$ISADIR/unix kernel arguments: -B $ZFS-BOOTFS -v boot archive: /platform/i86pc/$ISADIR/boot_archive ZFS root pool: rpool