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Oracle® Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン

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更新: 2016 年 11 月
 
 

BE をブート可能にする方法

ファームウェアからアクセス不可能なストレージデバイスからシステムがブートされない場合は、すべての BE がブート可能です。ただし、IPoIB を使用している (たとえば、SPARC M7 シリーズサーバー上の) iSCSI ブートデバイスからブートすると、BE に関連付けられたデータセットがブートプールから削除されている可能性があります。この場合、その BE はブート可能でなくなっています。次の手順を使用すると、データセットを復元し、BE をブート可能にできます。

  1. ブート不可能な BE を識別します。

    この例では、BE1 のフラグのリストに ! が含まれています。これは、BE1 がブート可能でないことを示しています。ここで、N フラグは BE3 が現在ブートされていることを示し、R フラグは、次回のリブート中に BE3 が使用されることを示しています。

    # beadm list
    BE                Flags Mountpoint Space   Policy Created
    --                ----- ---------- -----   ------ -------
    BE1               !-    -          6.13M   static 2014-10-09 17:21
    BE2               -     -          52.86M  static 2015-01-03 16:22
    BE3               NR    /          313.1M  static 2015-02-04 17:36
  2. BE をアクティブ化します。

    このコマンドは、この BE をリブートでアクティブになるように設定し、ブート用にブートプールデータセットを構成します。

    # beadm activate BE1
  3. BE がブート可能であることを確認します。

    この例では、BE1 は現在、その BE のフラグのリストに ! がないためブート可能になっています。

    # beadm list
    BE                Flags Mountpoint Space   Policy         Created
    --                ----- ---------- -----   ------         -------
    BE1               R     -          6.13M   static         2014-10-09 17:21
    BE2               -     -          52.86M  noevict       2015-01-03 16:22
    BE3               N     /          313.1M  static         2015-02-04 17:36
  4. (オプション) 次回のリブートでブートされる BE を再設定します。

    次回 OS がリブートしたときに BE1 からブートしたくない場合は、アクティブな BE を再設定します。

    # beadm activate BE3
    # beadm list
    BE                Flags Mountpoint Space   Policy         Created
    --                ----- ---------- -----   ------         -------
    BE1               -     -          6.13M   static         2014-10-09 17:21
    BE2               -     -          52.86M  noevict        2015-01-03 16:22
    BE3               NR    /          313.1M  static         2015-02-04 17:36