ファームウェアからアクセス不可能なストレージデバイスからシステムがブートされない場合は、すべての BE がブート可能です。ただし、IPoIB を使用している (たとえば、SPARC M7 シリーズサーバー上の) iSCSI ブートデバイスからブートすると、BE に関連付けられたデータセットがブートプールから削除されている可能性があります。この場合、その BE はブート可能でなくなっています。次の手順を使用すると、データセットを復元し、BE をブート可能にできます。
この例では、BE1 のフラグのリストに ! が含まれています。これは、BE1 がブート可能でないことを示しています。ここで、N フラグは BE3 が現在ブートされていることを示し、R フラグは、次回のリブート中に BE3 が使用されることを示しています。
# beadm list BE Flags Mountpoint Space Policy Created -- ----- ---------- ----- ------ ------- BE1 !- - 6.13M static 2014-10-09 17:21 BE2 - - 52.86M static 2015-01-03 16:22 BE3 NR / 313.1M static 2015-02-04 17:36
このコマンドは、この BE をリブートでアクティブになるように設定し、ブート用にブートプールデータセットを構成します。
# beadm activate BE1
この例では、BE1 は現在、その BE のフラグのリストに ! がないためブート可能になっています。
# beadm list BE Flags Mountpoint Space Policy Created -- ----- ---------- ----- ------ ------- BE1 R - 6.13M static 2014-10-09 17:21 BE2 - - 52.86M noevict 2015-01-03 16:22 BE3 N / 313.1M static 2015-02-04 17:36
次回 OS がリブートしたときに BE1 からブートしたくない場合は、アクティブな BE を再設定します。
# beadm activate BE3 # beadm list BE Flags Mountpoint Space Policy Created -- ----- ---------- ----- ------ ------- BE1 - - 6.13M static 2014-10-09 17:21 BE2 - - 52.86M noevict 2015-01-03 16:22 BE3 NR / 313.1M static 2015-02-04 17:36