GRUB メニューは以前、コンソールに物理的にアクセスできるすべてのユーザーに解放されていました。Oracle Solaris 11.3 リリースでの変更により、パスワードを入力しなければ表示できないよう GRUB メニューをロックする機能が追加されました。
パスワードロックを設定することによって、GRUB メニュー全体へのアクセスを制御できます。コンソールにアクセスでき、パスワードを知っているすべてのユーザーが GRUB メニュー内のエントリを表示できます。パスワードロックを管理するための bootadm set-menu-password コマンドのオプションは次のとおりです。
GRUB メニュー内の任意のエントリの表示、編集、またはブートに必要なパスワードを設定します
GRUB メニューへのアクセスに必要なパスワードを削除します
パスワードロックが設定されているかどうか、および各メニューエントリにどのユーザーがアクセスできるかを一覧表示します
さらに、個々のユーザーに GRUB メニュー内のすべてのエントリを表示、編集、またはブートする機能を与えたり、ユーザーごとにアクセス可能なエントリを指定したりできます。詳細は、ユーザーへの GRUB メニューにアクセスする承認の付与を参照してください。
注意 - GRUB メニュー全体に対してパスワードロックを設定した場合は、システムがブートする前に、ユーザーがパスワードを入力する必要があります。 |