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Oracle® Solaris 11.3 デバイスドライバの記述

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更新: 2016 年 11 月
 
 

デッドマン機能の使用

Solaris デッドマン機能はシステムの強固なハング状態を解決するために実装されました。これは、Solaris 11 Update 1 以降、デフォルトで有効になっています。デッドマンメカニズムは、すべての CPU に対して毎秒割り込みレベル 14 で、デッドマンタイマーのステータスを確認します。この状況では、パニックが発生する前に kmdb(1) がロードされていれば、カーネルデバッガを使用して問題を診断できます。

デッドマン機能が有効な状態でシステムがハングすると、次の例のような出力がコンソール上に表示されるはずです。

panic[cpu1]/thread=30018dd6cc0: deadman: timed out after 9 seconds of
clock inactivity

panic: entering debugger (continue to save dump)

デバッガの内部から ::cpuinfo コマンドを使用することで、クロック割り込みの発行に失敗してシステム時間を進めることができなかった原因を調査します。