このマニュアルの第 1 部では、Oracle Solaris プラットフォームでデバイスドライバを開発するための一般的な情報を提供します。ここに含まれる章は次のとおりです。
Oracle Solaris デバイスドライバの概要では、Oracle Solaris プラットフォームのデバイスドライバおよび関連するエントリポイントの概要を説明します。デバイスドライバタイプごとのエントリポイントを表形式で示します。
Oracle Solaris カーネルとデバイスツリーでは、Oracle Solaris カーネルの概要を説明するほか、デバイスツリーでデバイスがどのようにノードとして表現されるかについても説明します。
マルチスレッドでは、Oracle Solaris のマルチスレッドカーネルについて、デバイスドライバ開発者に関係の深い側面について説明します。
プロパティーでは、デバイスのプロパティーを使用するためのインタフェースセットについて説明します。
イベントの管理とタスクのキューでは、デバイスドライバでイベントをログに記録する方法と、タスクキューを使用してタスクをあとで実行する方法について説明します。
ドライバの自動構成では、ドライバが自動構成のために提供する必要のあるサポートについて説明します。
デバイスアクセス: プログラム式入出力では、ドライバがデバイスメモリーに対して読み書きを行うためのインタフェースや手法について説明します。
割り込みハンドラでは、割り込みを処理するメカニズムについて説明します。これらのメカニズムには、割り込みの割り当て、登録、処理、および削除が含まれます。
ダイレクトメモリーアクセス (DMA)では、ダイレクトメモリーアクセス (DMA) と DMA のインタフェースについて説明します。
デバイスメモリーおよびカーネルメモリーのマッピングでは、デバイスメモリーとカーネルメモリーを管理するインタフェースについて説明します。
デバイスコンテキスト管理では、デバイスドライバがデバイスへのユーザーアクセスを管理できるようにするインタフェースセットについて説明します。
電源管理では、消費電力を管理するためのフレームワークである Power Management 機能のインタフェースについて説明します。
Oracle Solaris ドライバの強化では、入出力デバイスドライバに障害管理機能を組み込む方法、防御力を高めるプログラミング手法を組み込む方法、およびドライバ強化テストハーネスを使用する方法について説明します。
階層化ドライバインタフェース (LDI)では、カーネルモジュールがシステム内のほかのデバイスにアクセスできるようにする LDI について説明します。
この章では、Oracle Solaris デバイスドライバの概要を説明します。この章では、次の内容について説明します。