SCSA では、制御とデバッグのためにグローバル変数の scsi_options が定義されています。scsi_options で定義されているビットは <sys/scsi/conf/autoconf.h> ファイルに記載されています。scsi_options では次のようにビットを使用します。
グローバルな切断または再接続を有効にします。
グローバルな FAST SCSI サポートを有効にします。転送速度は 10MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST (0x100) ビットが設定されていない場合は FAST SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルな FAST20 SCSI サポートを有効にします。転送速度は 20MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST20 (0x400) ビットが設定されていない場合は FAST20 SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルな FAST40 SCSI サポートを有効にします。転送速度は 40MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST40 (0x800) ビットが設定されていない場合は FAST40 SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルな FAST80 SCSI サポートを有効にします。転送速度は 80MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST80 (0x1000) ビットが設定されていない場合は FAST80 SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルな FAST160 SCSI サポートを有効にします。転送速度は 160MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST160 (0x2000) ビットが設定されていない場合は FAST160 SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルな FAST320 SCSI サポートを有効にします。転送速度は 320MB/s です。HBA は、SCSI_OPTIONS_FAST320 (0x4000) ビットが設定されていない場合は FAST320 SCSI モードで動作してはいけません。
グローバルなリンクサポートを有効にします。
グローバルなパリティーサポートを有効にします。
クイックアービトレーション選択 (Quick Arbitration Select) 機能を有効にします。QAS は、デバイスがバスのアービトレーションを行ってバスにアクセスするときに、プロトコルのオーバーヘッドを軽減するために使用されます。QAS は Ultra4 (FAST160) SCSI デバイスでのみサポートされます。ただし、すべての Ultra4 SCSI デバイスが QAS をサポートしているわけではありません。HBA は、SCSI_OPTIONS_QAS (0x100000) ビットが設定されていない場合は QAS SCSI モードで動作してはいけません。使用しているシステムが QAS をサポートするかどうかは、適切な Oracle のハードウェアドキュメントで確認してください。
グローバルな同期転送機能を有効にします。
グローバルなタグ付きキューイングのサポートを有効にします。
グローバルな WIDE SCSI を有効にします。