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Oracle® Solaris 11.3 デバイスドライバの記述

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更新: 2016 年 11 月
 
 
第 23 章

デバイスドライバのデバッグ、テスト、およびチューニング

この章では、デバイスドライバのテスト、デバッグ、およびチューニングを支援するために提供されている各種ツールの概要を説明します。この章では、次の内容について説明します。

  • ドライバのテスト – ドライバをテストすると、システムの機能が損なわれる可能性があります。シリアル接続と代替カーネルの両方を使用すると、クラッシュからの復旧が容易になります。

  • デバッグツール – 組み込みのデバッグ機能を使用すると、独立したデバッガを実行しなくても、ドライバ機能の動作テストの実行や監視を容易に行えます。

  • ドライバのチューニング – Oracle Solaris OS には、デバイスドライバのパフォーマンスを測定する機能が用意されています。デバイスのカーネル統計構造体を記述すると、デバイスの動作中に連続的な統計情報がエクスポートされます。パフォーマンス改善の対象領域を判定した場合、trace 動的計測ツールを使用すると、どのような問題もより厳密に特定しやすくなります。