Oracle Support Servicesでは、スクリプトvmpinfo3.sh
が提供され、トラブルシューティングのためにOracle VM環境から診断情報を収集します。 このスクリプトは、Oracle VM Managerによって、次の場所にインストールされます。
/u01/app/oracle/ovm-manager-3/ovm_tools/support/vmpinfo3.sh
構文
./vmpinfo3.sh
{ --username=admin
} [ listservers | servers=
]server1,server2,server3
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
{ |
スクリプトを実行するユーザーを指定します。 デフォルトOracle VM Managerユーザーの |
[ | スクリプトが診断情報を収集できるすべてのサーバーをリストします。 このオプションを指定すると、スクリプトによってOracle VM Managerが所有するサーバーのリストが表示され、終了します。 診断情報を収集するには、スクリプトを再度実行する必要があります。 |
[ | 診断情報を収集するOracle VM Serverのインスタンスを少なくとも1つ指定します。 このオプションを使用して、ご使用の環境でサーバーを除外したり、診断の収集を特定のサーバーのみに限定したりします。 複数のサーバー名はカンマで区切ります。 ヒント Oracle VM環境全体の診断情報を収集すると、スクリプトが数分かかることがあります。 時間を節約するには、このオプションを指定して問題がある可能性のあるOracle VM Serverのインスタンスのみを含めるようにします(特に、Oracle VM Serverデプロイメントが多数ある場合)。 |
例
Oracle VM Managerおよびモデル内で所有されているすべてのOracle VM Serverを含むOracle VM環境の診断情報を収集するには、次のコマンドを実行します。
# ./vmpinfo3.sh --username=admin
診断情報を収集できるサーバーをリスト表示するには、次のコマンドを実行します。
# ./vmpinfo3.sh --username=admin listservers
特定のサーバーの診断情報のみを収集するには、次のコマンドを実行します。
# ./vmpinfo3.sh --username=admin servers=myserver1.example.com,myserver2.example.com
出力
スクリプトによって、ログ・ファイル、sosreportsおよびその他の診断情報(Oracle VMモデルの詳細など)が含まれる/tmp
ディレクトリにtar書庫ファイルが作成されます。
スクリプトが正常に終了すると、次の例に示すようにtar書庫ファイルのファイル名が表示されます。
======================================================================================= Please send /tmp/vmpinfo3-3.x
.y
.z
-time_stamp
.tar.gz to Oracle OVM support =======================================================================================