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9.3 メトリック・メッセージング用Oracle VM Hostd (ovm_vmhostd)

ovm_vmhostdスクリプトは、仮想マシンが実行されているOracle VM Serverホストに関するメトリックを収集します。 60秒ごとに、スクリプトは仮想マシンが実行されていることを確認し、仮想マシン自体にホストに関するメトリックを送信します。 つまり、同じ仮想マシンがOracle VM Serverホストに関するメトリックを送信および受信します。

ovm_vmhostdスクリプトが送信する仮想マシン・メッセージには、vmhostのキーがあります。 Oracle VM Serverホストに関するメトリックは、仮想マシン・メッセージの値として定義されています。

仮想マシンからホスト・メトリックを取得するには、Oracle VM Guest Additionsデーモンovmdを使用するか、またはvm-dump-metricsスクリプトを使用します。  9.4項「仮想マシンからのホスト・メトリックの取得(vm-dump-metrics)」を参照してください。

ノート

ovm_vmhostdスクリプトは、Oracle VM Guest Additionsを使用して、仮想マシン・メッセージとしてメトリックを送受信します。 このため、ゲスト仮想マシンが、Oracle VM Guest AdditionsのインストールされたOracle Linuxを実行している必要があります。 第 8 章 Oracle VM Guest Additionsのインストールおよび使用方法を参照してください。

構文

ovm_vmhostd { -u username } [ -p password | -E ] { -h hostname } { -v vm_name | -U vm_uuid }

オプション

次の表に、このコマンドで使用可能なオプションを示します。

オプション

説明

-u username

Oracle VM Managerの管理ユーザーのユーザー名。 このオプションは必須です。

[ -p password | -E ]

Oracle VM Managerの管理ユーザーの対応するパスワード。 次のようにパスワードを指定できます。

  • コマンドラインでパスワードのオプションを設定しないでおきます。 そうすると、Oracle VMユーティリティが、指定するようにプロンプトを表示します。 この方法を使用してパスワードを設定してください。

  • 環境変数としてパスワードを設定し、-Eオプションを使用します。 環境変数は、必要がなくなったら削除することをお薦めします。

    OVMUTIL_PASS環境変数を-Eオプションとともに使用する必要があります。 次のように、この変数を単一のセッションに設定します。

    # export OVMUTIL_PASS=password
  • コマンドラインで、-pオプションを使用してパスワードを指定します。 このオプションは、Oracle VM Release 3.4では非推奨です。

{ -h hostname }

Oracle VM Managerを実行しているサーバーのホスト名。

-v vm_name

仮想マシン名。 仮想マシンの名前は、仮想マシンの作成時に割り当てる名前です。

-U vm_uuid

仮想マシンUUID。 -v vm_nameオプションで仮想マシン名を指定しない場合、仮想マシンのUUIDを指定する必要があります。

例 9.4 仮想マシンへのOracle VM Server詳細の送信

# ./ovm_vmhostd -u admin -h localhost -v MyVM01
Oracle VM Hostd 2.1.
Connecting to OVM Manager using Web Service.
Connected.
Processing VM : 'MyVM01'

VM : 'MyVM01' has status :  Running.
Message sent.
Sleeping 60 seconds.
Sleeping 60 seconds.
Sleeping 60 seconds.