パイプライン・プロセスの説明

パイプライン・プロセスを作成して実行するためのワークフローは次のとおりです:

  1. データ統合ホーム・ページから、イメージは「追加」アイコンを示します(「作成」)をクリックし、「パイプライン」を選択します。

    イメージは「作成」プルダウンからの「パイプライン」の選択を示します。

  2. パイプラインの作成ページの「詳細」から、「パイプライン名」でパイプラインの名前を指定します。

  3. 「パイプライン・コード」で、パイプライン・コードを指定します。

    コードには30文字までの英数字を使用でき、最小文字数は3文字、最大文字数は30文字です。パイプラインが作成された後はこのコードを更新できません。REST APIを使用してパイプラインを実行するには、パイプライン・コードを使用します。

  4. ジョブがパラレル・モードで実行される場合、「最大パラレル・ジョブ数」でそれぞれのステージについてパラレル・モードで実行するジョブの最大数を指定します。

    ジョブがパラレル・モードで実行される場合は、実行時に、ジョブが(順次ではなく)同時にまとめて実行されます。パラレル・モードで実行するジョブの数を1から25までの間で入力できます。

    ジョブがシリアル・モードで実行される場合は、実行時に、ジョブが特定の順序で1つずつ実行されます。

    イメージはパイプラインの作成ページを示します。

  5. 「保存して続行」をクリックします。

    新しいパイプラインがデータ統合ホームページに追加されます。それぞれのパイプラインは、「タイプ」ヘッダーの下のイメージは「パイプライン」アイコンを示します。で識別されます。

    パイプライン・ジョブを検索するには、「検索」から"パイプライン"という単語または単語の一部を検索します。

    既存のパイプラインを表示または編集するには、パイプラインの右側にあるイメージは「選択」アイコンを示します。をクリックし、「パイプライン詳細」を選択します。

  6. 変数ページには、実行時にパラメータを設定できる、パイプラインの即時利用可能な一連の変数(グローバル値)が用意されています。変数は、「期間」、「インポート・モード」、「エクスポート・モード」などのような事前定義済のタイプにすることも、ジョブ・パラメータとして使用されるカスタム値にすることもできます。

    たとえば、開始期間について代替変数(先頭にアンパサンド(&)が1つまたは2つ付いたユーザー変数名)を設定できます。

    イメージはパイプラインの作成ページの「変数」タブを示します。

    ランタイム変数の詳細は、ランタイム変数の編集を参照してください。

  7. 「保存」をクリックします。

  8. パイプライン・ページで、イメージは「ステージの作成」アイコンを示します。をクリックします。

    新しいステージ・カードが作成されます。

    イメージはパイプライン・ページを示します。

    ステージは、パイプラインで実行するジョブのコンテナであり、任意のタイプのジョブや複数のターゲット・アプリケーションのジョブを含めることができます。ステージ・カードをエントリ・ポイントとして使用して、各ステージに含まれるジョブを追加、管理および削除します。それぞれのステージでは、シリアルまたはパラレル・モードでジョブを実行できます。ステージはシリアルでのみ実行され、複数のステージがある場合、それぞれのステージが完了してから、次のステージのジョブが実行されます。

    パイプラインのサンプルに次のようなステージを含めることができます:

    ステージ1: メタデータのロード(ジョブはシリアル・モードで実行されます)

    • 勘定科目ディメンションのロード

    • エンティティ・ディメンションのロード

    ステージ2: (ジョブはパラレル・モードで実行されます)

    • ソース1からのデータのロード

    • ソース2からのデータのロード

    ステージ3: (ジョブはシリアル・モードで実行されます)

    • 計算を行うビジネス・ルールの実行。

    • 代替変数の実行

    イメージはパイプライン・ページを示します。

  9. ステージ・エディタで、ステージ定義を指定します:

    • ステージ名—ステージの名前を指定します。

    • タイトル—ステージ・カードに表示されるステージの名前を指定します。

    • シーケンス—ステージが実行される時系列順序を定義する数値を指定します。

    • パラレル—ジョブを同時に実行するには、「パラレル」をオンにします。

      実行されるパラレル・ジョブの数は、パイプラインの作成ページの「最大パラレル・ジョブ数」フィールドで指定した最大パラレル・ジョブ数によって決まります。

    • Note:

      次の「成功時」および「失敗時」オプションは、パイプラインの後続ステージの処理を制御します。つまり、ステージが成功または失敗した場合に、パイプライン・プロセスを停止するか、続行するか、別のステージへスキップするかを制御します。このオプションでは、ステージ内のジョブの処理は制御しません。ステージ内のすべてのジョブは、他のジョブの成功または失敗にかかわらず、常に実行されます。したがって、ステージが1つのみの場合は、このオプションは意味がありません。

      このため、お客様はステージ内で論理ジョブ・タイプを管理する必要があります。たとえば、1つのステージにすべてのメタデータのロードを含めた場合、そのステージが失敗すると、データはロードされません。または、データ・ロード・ステージが失敗した場合、ステージで計算ジョブは実行されません。

      成功時—パイプライン定義内のステップが正常に実行された場合のステージの処理方法を選択します。

      ドロップダウンのオプションは次のとおりです:

      • 続行—パイプライン定義のステージ内のステップが正常に実行された場合、ステージの処理を続行します。
      • 停止—失敗時にのみ実行されるステージをバイパスする場合はステージをスキップし、パイプライン定義内の次のステージに進みます。

      失敗時—ステージ内のステップが失敗した場合のステージの処理方法を指定します。

      ドロップダウンのオプションは次のとおりです:

      • 続行—ステージ内のステップが失敗した場合、パイプライン定義のステージ内の後続ステップの処理を続行します。

      • 停止—ステップの処理に失敗した場合、パイプライン定義の現在のステージの処理を停止し、クリーンアップ・ステップにスキップして実行します。

  10. ステージ・カードで、「>」をクリックして新しいジョブをステージに追加します。

    イメージはステージ・カードを示します。

  11. ステージ・カードで、イメージは「ジョブの作成」アイコンを示します。(「ジョブの作成」アイコン)をクリックします。

    新しいジョブ・カードがステージ・カードに表示されます。

    イメージは「新規ジョブ」カードを示します。

  12. ジョブ・エディタで、「タイプ」ドロップダウンから、ステージ・カードに追加するジョブのタイプを選択します。

    ジョブ・タイプは次のとおりです:

    • ビジネス・ルール

    • ビジネス・ルールセット

    • キューブのクリア

    • オブジェクト・ストレージからコピー

    • オブジェクト・ストレージにコピー

    • PlanningのEPMプラットフォーム・ジョブ

    • Financial Consolidation and CloseおよびTax ReportingのEPMプラットフォーム・ジョブ

    • Enterprise Profitability and Cost ManagementのEPMプラットフォーム・ジョブ

    • 名前別のディメンションのエクスポート(EDMCS)

    • 名前別のディメンション・マッピングのエクスポート(EDMCS)

    • マッピングのエクスポート

    • メタデータのエクスポート

    • ファイル操作

    • マッピングのインポート

    • メタデータのインポート

    • 統合

    • オープン・バッチ - ファイル

    • オープン・バッチ - ロケーション

    • オープン・バッチ - 名前

    • プラン・タイプ・マップ

    • 代替変数の設定

  13. 「接続」ドロップダウンから、ジョブ・タイプに関連付ける接続名を選択します。

    接続は、"ローカル"接続(接続がホスト・サーバー上にある)または"リモート" (接続が別のサーバー上にある)にすることができます。デフォルトでは、接続の値は「ローカル」です。ジョブ・タイプでリモート操作がサポートされている場合は(リモート・ビジネス・プロセスにデータを移動する統合など)、接続名を求められます。

    次の例外に注意してください。

    ジョブ・タイプ 説明
    オブジェクト・ストレージにコピー

    オブジェクト・ストレージを使用するには、「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプが必要です。接続するWebサービスへのアクセス権が必要です。場合によってはWebサービスのURLおよびログイン詳細も必要です。詳細は、Planningの管理外部Webサービスへの接続を参照してください。

    また、「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプのユーザー・パスワードとして使用する認証トークンを生成する必要があります。認証トークンの作成の詳細は、認証トークンを作成するにはを参照してください。

    オブジェクト・ストレージからコピー

    オブジェクト・ストレージを使用するには、「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプが必要です。接続するWebサービスへのアクセス権があることを確認する必要があります。場合によってはWebサービスのURLおよびログイン詳細も必要です。詳細は、Planningの管理外部Webサービスへの接続を参照してください。

    また、「その他のWebサービス・プロバイダ」接続タイプのユーザー・パスワードとして使用する認証トークンを生成する必要があります。認証トークンの作成の詳細は、認証トークンを作成するにはを参照してください。

  14. 「名前」から、ジョブの名前を選択します。

    「名前」ジョブ・パラメータは、次のものには適用されません:

    • 「代替変数の設定」ジョブ・タイプ
    • オブジェクト・ストレージにコピーおよびオブジェクト・ストレージからコピー・ジョブ・タイプ
    • オープン・バッチ(ファイル、ロケーションおよび名前に基づく)ジョブ・タイプ
  15. 「タイトル」で、ジョブ・カードに表示されるジョブ名のタイトルを指定します。

  16. 「シーケンス」で、ステージに複数のジョブがある場合にジョブを実行する順序を選択します。

  17. 「ジョブ・パラメータ」から、ジョブに関連するジョブ・パラメータを選択します。

    ジョブ・パラメータは、ジョブに割り当てられた静的値にすることも、パイプライン変数から割り当てることもできます。

    ジョブ・パラメータはジョブ・タイプに基づきます。ジョブ・タイプ別の関連するパラメータについては、次を参照してください:

    イメージはパイプライン・ページを示します。

  18. イメージは「パイプラインの実行」ボタンを示します。をクリックしてパイプラインを実行します。

  19. パイプラインの実行ページで、実行時プロンプトを完成させ、「実行」をクリックします。

    イメージはパイプラインの実行ページを示します。

    パイプラインが実行中のときには、ステータスがイメージは「実行中」アイコンを示します。として表示されます。

    Note:

    30分経過しても現在のジョブがまだ実行中の場合、パイプラインは自動的に次のジョブに移行します。この場合、現在のジョブと次のジョブが同時に実行されます。

    ステータス・アイコンをクリックして、ログをダウンロードできます。また、パイプラインのステータスを「プロセスの詳細」で確認することもできます。パイプライン内の個々のジョブは別々に送信され、個別のジョブ・ログが「プロセスの詳細」に作成されます。

  20. オプションで、データ統合ユーザー・インタフェースでパイプラインに定義されたパラメータおよび変数に基づいて実行するようにパイプライン定義をスケジュールできます。詳細は、Planningの管理ジョブのスケジュールを参照してください

    イメージはパイプライン・ジョブのスケジュールを示します。