コンピュートノードを構成する方法

言語:

(オプション) NTP をインストールし、構成します。
Network Time Protocol のインストールを参照してください。
Nova パッケージをインストールします。
```
compute1# pkg install nova
```
Remote Access Daemon (RAD) を再起動します。
Nova は RAD を使用して、Oracle Solaris ゾーンフレームワークと通信します。
```
compute1# svcadm restart rad:local
```
認証構成情報を指定します。
/etc/nova/api-paste.ini ファイル内の次のパラメータをコメント解除し、設定します。これらのパラメータは、Keystone API サービスと Nova 認証情報の場所を指定します。
```
auth_uri = http://controller-name:5000/v2.0
identity_uri = http://controller-name:35357
admin_tenant_name = service
admin_user = nova
admin_password = nova-password
```
認証パラメータ、データベースパラメータ、および関連サービスを構成します。
/etc/nova/nova.conf ファイル内の次のパラメータをコメント解除し、設定します。これらのパラメータは、追加の Keystone 認証サービスエンドポイント、Glance API サービス、Neutron API サービス、RabbitMQ サービス、および Nova 固有のデータベースのデータベース URI を指定します。
```
keystone_ec2_url=http://controller-name:5000/v2.0/ec2tokens
glance_host=controller-name
neutron_url=http://controller-name:9696
neutron_admin_username=neutron
neutron_admin_password=neutron-password
neutron_admin_tenant_name=service
neutron_admin_auth_url=http://controller-name:5000/v2.0
rabbit_host=controller-name
connection=mysql://nova:nova@controller-name/nova
```
コンピュートノードに EVS パッケージをインストールします。
```
# pkg install evs
```
コンピュートノード上に root ユーザーの SSH 公開鍵を作成します。
この鍵は Solaris ゾーンフレームワークが EVS コントローラにアクセスできるようにします。

root ユーザーとして ssh-keygen コマンドを使用して、root ユーザーの鍵を作成します。
```
compute1# su - root -c "ssh-keygen -N '' -f /root/.ssh/id_rsa -t rsa"
```
EVS コントローラノードに鍵をコピーします。
前のステップで生成された SSH 公開鍵 /root/.ssh/id_rsa.pub を EVS コントローラが実行しているノード (この構成ではネットワークノード) にコピーします。この鍵はネットワークノードに EVS コントローラを構成する際に参照されます。

この手順のあとで、Glance イメージを登録できます。イメージの作成およびイメージストアへのイメージの追加を参照してください。
Nova コンピュートサービスを有効にします。
```
compute1# svcadm enable nova-compute
```