VM インスタンスを作成するには、ダッシュボードの「プロジェクト」パネルを使用します。
始める前に
SSH 鍵ペアがあることを確認します。SSH 鍵ペアを作成する方法を参照してください。
外部ネットワークが定義されていることを確認します。Neutron L3 エージェントの構成を参照してください。
ユーザーが現在使用しているプロジェクトがパネルの最上部に表示されます。デフォルトでは、この OpenStack 構成の admin ユーザーが demo プロジェクトを使用します。
次の「インスタンスの起動」ダイアログボックスが表示されます。ここで、新しい VM インスタンスの名前を指定したり、インスタンスのフレーバとイメージのタイプを選択したりできます。
図 2-5 「インスタンスの起動」ダイアログボックス
この OpenStack システムがベアメタルシステムではなくカーネルゾーンである場合は、非大域ゾーンのフレーバを選択する必要があります。
「イメージ名」の選択内容が表示されます。選択したフレーバと同じゾーンタイプのイメージを選択します。フレーバとイメージの両方が、solaris 非大域ゾーンまたは solaris-kz カーネルゾーンのどちらかに対応している必要があります。この OpenStack システムがベアメタルシステムではなくカーネルゾーンである場合は、非大域ゾーンのイメージを選択する必要があります。
図 2-6 選択内容が表示された「インスタンスの起動」ダイアログ
新しい VM インスタンスにインストールする SSH 鍵ペアを選択します。
新しい VM インスタンスを接続するネットワークを選択します。
新しい VM インスタンスが作成、インストール、およびブートされます。
新しいインスタンスが利用可能になるまでに必要な時間は、イメージのサイズ、フレーバで提供されるリソース、OpenStack が新しい VM インスタンスのルートファイルシステムをどこに配置するかなど、いくつかの要因によって異なります。
これらの手順は、新しい VM インスタンスのインストール中に実行できます。ユーザーが VM インスタンスにログインできるようにするには、VM インスタンスに関連付けられたフローティング IP アドレスが必要です。
「Floating IP の割り当ての管理」ダイアログが開きます。
「IP アドレス」フィールドに利用可能な IP アドレスがないことを示すメッセージが表示された場合は、+ ボタンをクリックします。フローティング IP アドレスをプロジェクトに関連付ける方法を参照してください。
ポートのリストに、VM インスタンスの固定 IP アドレスが表示されます。
次のステップ
インスタンスの詳細情報を表示したり、インスタンスのコンソールログを表示したりするには、「インスタンス」をクリックし、インスタンスの名前をクリックします。ログの更新内容を表示するには、ページをリロードします。
作成済みの Cinder ボリュームを表示するには、「ボリューム」をクリックします。
クラウドネットワークの図を表示するには、「ネットワークトポロジー」をクリックします。この図には、すべてのサブネットセグメント、仮想ルーター、およびアクティブなインスタンスが含まれています。
Glance イメージストアにアップロードされた統合アーカイブを表示するには、「イメージとスナップショット」をクリックします。
新しい VM インスタンスがインストールを完了し、「アクティブ」ステータスに達したら、インスタンスにログインします。次のコマンドは、手順 7 の鍵と手順 10 のフローティング IP アドレスを使用してゾーンに root としてログインします。
# ssh root@floating-ip-address
「キーペアの作成」ダイアログが開きます。
新しい鍵ペアが自動的にダウンロードされます。
新しい鍵ペアが自動的にダウンロードされない場合は、表示される「キーペアのダウンロード」リンクをクリックします。
新しい鍵ペアが「アクセスとセキュリティ」パネルの「キーペア」タブに一覧表示されます。
「ネットワークの作成」ダイアログが開きます。
新しいネットワークとサブネットが「ネットワーク」パネルに一覧表示されます。
「Floating IP の確保」ダイアログが開きます。