Oracle® Solaris 11.2 での OpenStack のインストールと構成

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 4 月
 
 

ネットワークノードの構成

ネットワークノードの構成では、Elastic Virtual Switch (EVS) と Neutron DHCP エージェントの両方を構成する必要があります。オプションで Neutron Layer (L3) エージェントを構成できます。

EVS は OpenStack ネットワークのバックエンドを形成し、VLAN または VXLAN を使用して、VM インスタンス間の通信を容易にします。VM インスタンスは、同じコンピュートノードまたは複数のコンピュートノードに配置できます。EVS の詳細については、Oracle Solaris 11.2 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理 の第 5 章エラスティック仮想スイッチについてを参照してください。

ネットワークノードを構成するときは、必ず evsuser の SSH 公開鍵をコンピュートノードとネットワークノードにある evsuserauthorized_keys ファイルのそれぞれにコピーしてください。SSH 公開鍵の配布を示す次のイメージを参照してください。このイメージでは、複数のコンピュートノードが構成されていると仮定しています。

図 3-2  EVS コントローラの SSH 鍵の配布

image:このイメージは EVS の SSH 鍵の配布を示しています。

Oracle Solaris 11 で ZFS とアプリケーションの間のメモリー使用をより効率的に管理するには、次の例に示すように、ノード上で usr_reserve_hint_pct パラメータを設定します。

# echo "set user_reserve_hint_pct=80" >>/etc/system.d/site:kernel-zones-reserve
# reboot

ここで、site にはユーザーの会社を指定することもあります。

ほかの OpenStack ノードでも同様にこのパラメータを設定するようにしてください。

このパラメータの詳細については、https://support.oracle.com で MOS にログインし、Oracle Solaris 11.2 での ZFS とアプリケーションの間のメモリー管理に関するドキュメント 1663862.1 を確認してください。