コンピュートノードを構成する方法

1. (オプション) NTP をインストールし、構成します。

   Network Time Protocol のインストールを参照してください。

2. Nova パッケージをインストールします。

   compute1# pkg install nova

3. Remote Access Daemon (RAD) を再起動します。

   Nova は RAD を使用して、Oracle Solaris ゾーンフレームワークと通信します。

   compute1# svcadm restart rad:local

4. /etc/nova/nova.conf ファイル内でコメント解除するか次のパラメータを設定して Nova を構成します。

   [DEFAULT]
   rabbit_host=$CONTROLLER_ADM_NODE
   my_ip=$COMPUTE_ADMIN_NODE_IP
   host=$COMPUTE_ADMIN_NODE_X
   firewall_driver=nova.virt.firewall.NoopFirewallDriver
   keystone_ec2_url=http:/$CONTROLLER_ADM_NODE:5000/v2.0/ec2tokens
   
   [database]
   connection = mysql://nova:nova@$CONTROLLER_ADM_NODE/nova
   
   [glance]
   host=$CONTROLLER_ADM_NODE
   
   [keystone_authtoken]
   auth_uri=http://$CONTROLLER_ADM_NODE:5000/v2.0/
   identity_uri=http://$CONTROLLER_ADM_NODE:35357/
   admin_usr=nova
   admin_password=service-password
   admin_tenant_name=tenant
   
   [neutron]
   url=http://$CONTROLLER_ADM_NODE:9696
   admin_username=neutron
   admin_password=service-password
   admin_tenant_name=tenant
   admin_auth_url=http://$CONTROLLER_ADM_NODE:5000/v2.0
   

5. コンピュートノードで EVS を設定します。
   1. EVS パッケージをインストールします。

      compute1# pkg install evs

   2. EVS プロパティーを設定して EVS コントローラの場所を指定します。

      compute1# evsadm set-prop -p controller=ssh://evsuser@$CONTROLLER_ADM_NODE

6. コントローラとコンピュートノードの間の通信を構成します。
   1. コンピュートノード上に root ユーザーの SSH 公開鍵を作成します。

      compute1# su - root -c "ssh-keygen -N '' -f /root/.ssh/id_rsa -t rsa"

   2. (オプション) SSH 鍵の内容を確認します。

      compute1# cat /root/.ssh/id_rsa.pub

   3. SSH 鍵 /root/.ssh/id_rsa.pub をコントローラノード内の場所にコピーします。
   4. コントローラノード上で、evsuser の authorized_keys ファイルに SSH 鍵を追加します。

      controller# cat location/id_rsa.pub >> /var/user/evsuser/.ssh/authorized_keys
      

   5. (オプション) コンピュートノードの SSH 鍵が authorized_keys ファイルに追加されていることを確認します。

      controller# cat /var/user/evsuser/.ssh/authorized_keys

      出力には、コンピュートノード上で生成され、Step 4 で表示された SSH 鍵の内容が含まれます。

   6. コンピュートノード上で、コントローラへのコンピュートノードの SSH 接続をテストし、known_host ファイルへのフィンガープリントの格納を受け入れます。

      確認用プロンプトで Yes を指定します。

      compute1# ssh evsuser@$CONTROLLER_ADM_NODE true

7. Nova コンピュートサービスを有効にします。

   compute1# svcadm enable nova-compute