Oracle® Solaris 11.2 での OpenStack のインストールと構成

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更新: 2015 年 4 月
 
 

コントローラノードの構成

コントローラノードには 1 つのダッシュボードサービス、1 つのイメージストア、および 1 つのアイデンティティーサービスがあります。このノードには、MySQL、RabbitMQ、およびコンピュート、ブロックストレージ、ネットワークの各サービスも含まれています。

Oracle Solaris 11 で ZFS とアプリケーションの間のメモリー使用をより効率的に管理するには、次の例に示すように、ノード上で usr_reserve_hint_pct パラメータを設定します。

# echo "set user_reserve_hint_pct=80" >>/etc/system.d/site:kernel-zones-reserve
# reboot

ここで、site にはユーザーの会社を指定することもあります。

ほかの OpenStack ノードでも同様にこのパラメータを設定するようにしてください。

このパラメータの詳細については、https://support.oracle.com で MOS にログインし、Oracle Solaris 11.2 での ZFS とアプリケーションの間のメモリー管理に関するドキュメント 1663862.1 を確認してください。

OpenStack サービス間の通信は Advanced Message Queuing Protocol (AMQP) によって実行されます。Solaris で AMQP は RabbitMQ によって実装されます。RabbitMQ は必須サービスです。通常、クラウド内の 1 つのノードで RabbitMQ を実行するように構成します。このアーキテクチャーでは、RabbitMQ がコントローラノードで実行するように構成します。