OpenStack をインストールする Solaris システムは、次の要件を満たす必要があります。
オペレーティングシステム。OpenStack システムは Oracle Solaris 11.2 を実行している必要があります。Oracle Solaris 11.2 をインストールするには、Oracle Solaris 11.2 システムのインストール を参照してください。インストールイメージをダウンロードするには、Oracle Solaris 11.2 のダウンロードページを参照してください。Oracle Solaris 11 の以前のバージョンから Oracle Solaris 11.2 にアップグレードするには、Oracle Solaris 11.2 への更新 およびOracle Solaris 11.2 ソフトウェアの追加と更新 の第 4 章Oracle Solaris イメージの更新またはアップグレードを参照してください。
ハードウェア。使用しているシステムが Oracle Solaris 11.2 をサポートしていることを確認するには、Oracle Solaris 11.2 のシステム要件またはOracle Solaris 11.2 ご使用にあたって のOracle Solaris 11.2 をインストールするためのシステム要件を参照してください。OpenStack をインストールするには、各ノードにどの OpenStack サービスをインストールするかに応じて、最大 5G バイトの追加容量が必要です。必要な数の VM インスタンスをサポートするために十分な CPU、メモリー、およびディスク容量がコンピュートノードにあることを確認してください。システムには、VM インスタンスのイメージのため、および VM インスタンスの作成のために、100 から 200G バイトの ZFS ストレージが必要です。
仮想化のサポート。使用している OpenStack システムがカーネルゾーンをサポートしている必要があります。VM インスタンスは非大域ゾーンかカーネルゾーンのどちらかです。
使用しているシステムが仮想化をサポートするかどうかを確認するには、端末ウィンドウで virtinfo コマンドを入力します。コマンドの出力に、次の例に示すような情報が表示されます。
# virtinfo NAME CLASS non-global-zone supported kernel-zone supported
カーネルゾーンをサポートするには、使用しているシステムが次の追加要件を満たす必要があります。
8G バイト以上の物理 RAM。
メモリーエラーを回避するための、ホストでの ZFS Adaptive Replacement Cache (ARC) の十分なチューニング。詳細は、Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用 のカーネルゾーンホストでのホスト ZFS ARC キャッシュのチューニングを参照してください。
カーネルゾーンのインストール要件の詳細については、次のリソースを参照してください。
Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用 のOracle Solaris カーネルゾーンのハードウェアおよびソフトウェア要件
Oracle Solaris 11.2 OpenStack 統合アーカイブのダウンロードページの Oracle Solaris 11.2 OpenStack 統合アーカイブに関するセクションにある README ファイル
OpenStack のインストールに影響する可能性がある追加情報については、既知の制限事項を参照してください。