Oracle® Solaris 11.2 での OpenStack のインストールと構成

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更新: 2015 年 4 月
 
 

Network Time Protocol のインストール

Network Time Protocol (NTP) のインストールはオプションですが強くお勧めします。NTP をインストールする場合、クラウドデプロイメント内の各サービスノードにインストールします。

NTP はクラウド内のすべてのサービスノード全体で一貫した時間を確保するのに役立ちます。ネットワークで NTP を有効にする場合、サービスノードがネットワークを介して時間を取得するように構成します。

  • サービスノードが存在する IP サブネットで IP マルチキャストが有効にされている場合、IP マルチキャストを利用して、NTP を構成できます。

  • サービスノードが存在する IP サブネットで IP マルチキャストが有効にされていない場合は、NTP を手動で構成します。

Network Time Protocol をインストールし、構成する方法

始める前に

NTP のマルチキャストを使用しない場合は、NTP サーバーを構成する必要があります。

  1. NTP パッケージをインストールします。
    controller# pkg install ntp
  2. 構成ファイルをインストールします。
    controller# cp /etc/inet/ntp.client /etc/inet/ntp.conf
  3. (オプション) マルチキャストを使用する場合は /etc/inet/ntp.conf ファイルを構成します。
    1. multicastclient オプションをコメントアウトします。
    2. 1 つまたは複数のサーバーオプションをコメント解除して、NTP サーバーの特定の名前またはその IP アドレスを指定します。

      構成ファイルは次の例のようになります。

      # multicastclient 224.0.1.1
      ...
      server system1.example.com iburst
      server system2.example.com iburst
      # server server_name3 iburst
  4. NTP サーバーの SMF サービスを有効にします。
    controller# svcadm enable ntp