始める前に
カーネルゾーンをホストするシステムが、OpenStack のインストール要件で指定されている仮想化の要件を満たしている必要があります。OpenStack 統合アーカイブファイルがシステムにダウンロードされていることも確認してください。イメージファイルをダウンロードする方法を参照してください。
# zonecfg -z kzone-name create -t SYSsolaris-kz
この手順では、SYSsolaris-kz と呼ばれる Oracle Solaris テンプレートに基づいてカーネルゾーンを作成します。
次の例では、8 個の仮想 CPU と最大 12G バイトの物理メモリーを使用してゾーンを構成しています。構成可能なリソースの詳細は、zonecfg(1M) のマニュアルページを参照してください。
# zonecfg -z kzone-name zonecfg:OpenStackKZ> add virtual-cpu zonecfg:OpenStackKZ:virtual-cpu> set ncpus=8 zonecfg:OpenStackKZ:virtual-cpu> end zonecfg:OpenStackKZ> select capped-memory zonecfg:OpenStackKZ:capped-memory> set physical=12g zonecfg:OpenStackKZ:capped-memory> end zonecfg:OpenStackKZ> verify zonecfg:OpenStackKZ> exit
# zonecfg -z kzone-name info
次の例では、カーネルゾーンに 50G ビットのディスク容量を使用して、VM インスタンス用のボリュームを作成するための十分な容量を確保します。
# zoneadm -z kzone-name install -a archive-path -x install-size=50g
ここで、archive-path はダウンロードされる Juno OpenStack 統合アーカイブの場所のフルパス名を指します。
# zoneadm -z kzone-name boot
# zlogin -C kzone-name
システムを構成するための SCI ツールが表示されます。SCI ツールが表示されない場合は、Enter キーまたは Ctrl+L を押して画面表示を更新します。