Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

clusters (4)

名前

clusters - クラスタ名のデータベース

形式

/etc/clusters 

説明

clusters ファイルには、ローカルネーミングドメイン内にある既知のクラスタに関する情報を記述します。クラスタごとに、1 行形式で次の情報を指定する必要があります。

clustername		whitespace-delimited list of hosts

一覧中の右側の名前で拡張マーカー「*」記号が付けられているものは、再帰的に展開されます。

項目間の区切りには、任意の数の半角スペース、タブ記号が使用できます。「#」記号以降の記述は、コメント文と見なされます。該当行の末尾までの記述は、ファイルの検索時に無視され対象外となります。

クラスタ名には、印字可能なすべての文字が使用できますが、大文字、フィールド区切り記号、改行文字、コメント記号は使用できません。クラスタ名の最大長は 32 文字です。

この情報は、管理するノードのグループを指定するために、pconsole コマンドなどの Oracle Solaris Cluster システム管理ツールによって使用されます。このデータベースで使用する名前は、ホストデータベースで使用されるホスト名と一致している必要があります。

データベースは、NIS または NIS+マップ、あるいはローカルファイルから使用できます。検索の順番は /etc/nsswitch.conf ファイルに指定できます。デフォルトの順番は nis files になっています。

使用例 1 /etc/clusters のサンプルファイル

通常 /etc/clusters ファイルは次のように記述されます。

bothclusters		*planets *wine
planets			mercury venus
wine				zinfandel merlot chardonnay riesling

次の行は、通常の /etc/nsswitch.conf エントリです。

clusters: nis files

ファイル

/etc/clusters

/etc/nsswitch.conf

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/system/core
インタフェースの安定性
発展中

関連項目

serialports(4), nsswitch.conf(4), attributes(5)