Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

derby(5)

名前

SUNW.derby, derby - Java DBデータベースのリソースタイプの実装

説明

SUNW.derby は、Oracle Solaris Cluster と一緒に Java DB データベースを使用できるようにするフェイルオーバーリソースタイプです。Java DB データベースは Derby データベースに基づきます。このデータベースについては、http://db.apache.org/derby/ を参照してください。

SUNW.derby リソースタイプに関連付けられている拡張プロパティーは、次のとおりです。

DB_path(string)

Java DB データベースのデータファイルの位置を指定します。

DB_path の値は PATH を指定する文字列です。指定されたパスは選択されたストレージ、たとえば、HAStoragePlus によって制御されたパスにする必要があります。

カテゴリ

必須

調整可能

無効時

DB_port(integer)

Java DB データベースのポートを指定します。

カテゴリ

必須

デフォルト

1527

調整可能

無効時

DB_probe_port(integer)

Oracle Solaris Cluster が Java DB データベースのサーバーの健全性をテストするために使用するポートを指定します。

カテゴリ

必須

デフォルト

1528

調整可能

無効時

Monitor_retry_count(integer)

障害モニターの再起動を制御します。このプロパティーには、障害モニターがプロセスモニター機能により再起動される回数を示しています。このプロパティーは、pmfadm(1M) コマンドに渡される –n オプションに相当します。Resource Group Manager(RGM) は、指定された時間枠の再起動回数をカウントします (Monitor_retry_interval を参照)。なお、Monitor_retry_count は、タイプが SUNW.HADerby のリソースではなく、障害モニター自体の再起動を指します。

カテゴリ

任意

デフォルト

4

調整可能

すべての時間

Monitor_retry_interval(integer)

RGM が障害モニターで問題が発見された回数をカウントする時間を分単位で指定します。このプロパティーは、pmfadm(1M) コマンドに渡される –t オプションに相当します。障害モニターで問題が発見された回数が拡張プロパティー Monitor_retry_count の値を超過すると、プロセスモニター機能は障害モニターを再起動しません。

カテゴリ

任意

デフォルト

2 分

調整可能

すべての時間

Probe_timeout(integer)

プローブコマンドのタイムアウト値を秒単位で指定します。

カテゴリ

任意

デフォルト

120 秒

デフォルト

2 秒

調整可能

すべての時間

関連項目

pmfadm(1M)