Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

SUNW.SharedAddress (5)

名前

SUNW.SharedAddress, SharedAddress - 負荷分散型共有アドレス用のリソースタイプ

説明

SUNW.SharedAddress は、アプリケーションリソースグループが共有ネットワーク IP アドレスを使用して複数のノードでサービスを実行できるようにするリソースタイプです。このリソースタイプの管理については、clressharedaddress(1CL) のマニュアルページを参照してください。

拡張プロパティー

SUNW.SharedAddress リソースタイプには、次に示す拡張プロパティーが関連付けられています。

CheckNameService

論理ホスト名の MONITOR_CHECK コールバックで、名前リゾルバが使用可能であることを検証するべきかどうかを指定します。この確認はデフォルトで有効になります。論理ホスト名のフェイルオーバー中にネームサービスが使用不可になる可能性がある場合は、この確認を無効にしてください。たとえば、クラスタで HA for DNS データサービスが実行されており、クラスタノード自体がそれを名前の解決に使用している場合などです。

カテゴリ

任意

デフォルト

True

調整可能

すべての時間

HostnameList

このリソースによって管理されるホスト名のリストを指定します。すべてのホスト名が同じサブネット上になければなりません。リソースグループに複数のサブネットが必要な場合は、サブネットと同じ数だけリソースを作成してください。

カテゴリ

任意

デフォルト

空のリスト

調整可能

無効時

IPList

このリソースによって管理されるホスト名の IP アドレスのリストを指定します。IP リストを指定することはできません。IP リストはネームサービスから取得されます。指定可能な値は、キャッシュメカニズムを抑制することを意味する "+"、および IP アドレスのキャッシュを有効にすることを意味する空 (指定しないことと同じ) です。

カテゴリ

任意

デフォルト

+

調整可能

無効時

NetIfList

各ノードの IPMP グループ、トランクおよび DLMP リンクアグリゲーション、およびリンクアグリゲーションによって直接支持されている VNIC のリストを指定します。形式は、pnm-object@node をコンマで区切ったリストです。ノードはそのノード ID 番号で指定します。

カテゴリ

clresource コマンドで使用する場合は必須です。

clressharedaddress コマンドで使用する場合はオプションですが、同じ clressharedaddress コマンドで –N オプションが使用されているときは無効です。NetIfList プロパティーも –N オプションも指定されていない場合、システムはネットワークインタフェースリストを生成しようとします。この動作の詳細は、clressharedaddress(1CL) のマニュアルページの –N オプションの説明を参照してください。

デフォルト

空のリスト

調整可能

すべての時間

Netmask

このリソースによって管理されるすべてのホスト名のネットマスクを指定します。このプロパティーに特定のネットマスクアドレスを指定する場合は、すべてのホスト名が同じサブネット上になければなりません。指定可能なほかの値は、キャッシュメカニズムを抑制することを意味する "+"、およびネットマスクのキャッシュを有効にすることを意味する空 (指定しないことと同じ) です。

カテゴリ

任意

デフォルト

+

調整可能

無効時

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/system/core

関連項目

clressharedaddress(1CL), attributes(5)

Oracle Solaris Cluster 4.3 データサービス計画および管理ガイド