Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

scds_fm_tcp_write (3HA)

名前

scds_fm_tcp_write - アプリケーションとの TCP 接続を使用したデータの書き込み

形式

cc [flags…] –I /usr/cluster/include file –L /usr/cluster/lib 
     –l dsdev#include <rgm/libdsdev.h>
     scha_err_t scds_fm_tcp_write(scds_handle_t handle, int sock, char *buffer, 
     size_t *size, time_t timeout);

説明

scds_fm_tcp_write() 関数は、モニター対象のプロセスへの TCP 接続を使ってデータを書き込みます。

size 引数は入力および出力引数です。入力時には書き込まれるバイト数を指定します。出力時には実際に書き込まれたバイト数を返します。size の入力値と出力値が一致しない場合、エラーが発生します。要求されたすべてのデータが書き込まれる前にタイムアウトになった場合、SCHA_ERR_TIMEOUT が返されます。

パラメータ

次のパラメータがサポートされます。

handle

scds_initialize(3HA) から返されるハンドルです。

sock

以前の scds_fm_tcp_connect(3HA) 呼び出しから返されるソケット番号です。

buffer

データバッファーです。

size

データバッファーサイズです。入力時には書き込まれるバイト数を指定します。出力時には実際に書き込まれたバイト数を返します。

timeout

タイムアウト値 (秒) です。

戻り値

scds_fm_tcp_write() 関数の戻り値は次のとおりです。

0

関数の実行に成功。

0 以外

関数の実行に失敗。

エラー

SCHA_ERR_NOERR

関数が正常に終了。

SCHA_ERR_TIMEOUT

関数がタイムアウト。

その他の値

関数の実行に失敗。障害コードの意味については、scha_calls(3HA) を参照してください。

ファイル

/usr/cluster/include/rgm/libdsdev.h

インクルードファイル

/usr/cluster/lib/libdsdev.so

ライブラリ

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
ha-cluster/developer/api
インタフェースの安定性
発展中

関連項目

scds_fm_tcp_connect(3HA), scds_fm_tcp_read(3HA), scds_initialize(3HA), scha_calls(3HA), attributes(5)