この章では、Oracle GoldenGateソフトウェア・コマンド・インタフェース(GGSCI)から発行できるコマンドについて説明します。これは、ユーザーとOracle GoldenGate機能コンポーネント間のコマンド・インタフェースです。
この項ではGGSCIコマンドについて概説し、次のトピックを含みます。
Managerコマンドでは、Managerプロセスを制御します。ManagerはOracle GoldenGateの親プロセスで、自身のプロセスおよびファイル、リソース、ユーザー・インタフェース、しきい値およびエラーのレポートを管理します。
Extractコマンドでは、Extractグループを作成および管理します。Extractプロセスは、構成パラメータに応じて完全なデータ・レコードまたはトランザクション・データの変更をキャプチャした後、データ・ポンプExtractまたはReplicatプロセスなどの下流プロセスによる次の処理のために、データをトレイルに送信します。
表1-2 Extractコマンド
コマンド | 説明 |
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Extractグループを作成します。 |
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Extractグループの属性を変更します。 |
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Extractグループの実行履歴を削除します。 |
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Extractグループを削除します。 |
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Extractグループに関する情報を返します。 |
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Extractグループの実行を強制的に終了します。 |
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Extractラグに関する情報を返します。 |
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ExtractグループをOracleデータベースに登録します。 |
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実行中のExtractグループに指示を送信するか、そのExtractグループに関する情報を返します。 |
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Extractグループを起動します。 |
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Extractグループの処理統計を返します。 |
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Extractグループの状態を返します。 |
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Extractグループを停止します。 |
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ExtractグループをOracleデータベースから登録解除します。 |
Replicatコマンドでは、Replicatグループを作成および管理します。Replicatプロセスは、Extractプロセスによって抽出されたデータを読み取り、このデータをターゲット表に適用するか、ロード・アプリケーションなどの他のアプリケーションがこのデータを使用できるように準備を整えます。
表1-3 Replicatコマンド
コマンド | 説明 |
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Replicatグループを追加します。 |
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Replicatグループの属性を変更します。 |
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Replicatグループの実行履歴を削除します。 |
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Replicatグループを削除します。 |
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Replicatグループに関する情報を返します。 |
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Replicatグループを強制的に終了します。 |
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Replicatラグに関する情報を返します。 |
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ReplicatグループをOracleデータベースに登録します。 |
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実行中のReplicatグループに指示を送信するか、そのReplicatグループに関する情報を返します。 |
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Replicatグループを起動します。 |
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Replicatグループの処理統計を返します。 |
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Replicatグループの状態を返します。 |
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Replicatグループを停止します。 |
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Replicatプロセスのクリーンでない停止後に、調整Replicatのすべてのスレッドを統一開始位置に戻します。 |
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ReplicatグループをOracleデータベースから登録解除します。 |
ERコマンドでは、標準のExtractおよびReplicatコマンドを複数のExtractおよびReplicatグループに1つのユニットとして発行します。このコマンドの使用方法は、「ER」を参照してください。
表1-4 ERコマンド
コマンド | 説明 |
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指定したワイルドカード指定グループに関する情報を返します。 |
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指定したワイルドカード指定グループを強制的に終了します。 |
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指定したワイルドカード指定グループに関するラグ情報を返します。 |
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指定したワイルドカード指定グループに指示を送信するか、そのワイルドカード指定グループに関する情報を返します。 |
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指定したワイルドカード指定グループを起動します。 |
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指定したワイルドカード指定グループの処理統計を返します。 |
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指定したワイルドカード指定グループの状態を返します。 |
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指定したワイルドカード指定グループを停止します。 |
ウォレット・コマンドでは、Oracle GoldenGateマスター暗号化鍵を格納するマスター・キー・ウォレットを管理し、マスター・キーをこのウォレットに追加します。
資格証明ストア・コマンドを使用して、Oracle GoldenGate資格証明ストアを管理し、資格証明ストアに資格証明を追加します。
トレイル・コマンドでは、Oracle GoldenGateトレイルを作成および管理します。トレイルは、ターゲットの場所に適用されるまで、Oracle GoldenGateが抽出データを一時的に保管する、ディスク上の一連のファイルです。
パラメータ・コマンドでは、Oracle GoldenGateパラメータ・ファイルの表示および管理を行います。パラメータ・ファイルの使用方法の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
データベース・コマンドでは、GGSCIからデータベースと通信します。
表1-9 データベース・コマンド
コマンド | 説明 |
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データベースに影響する他のコマンドを発行できるように、GGSCIセッションをデータベースにログインします。 |
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Oracle GoldenGateのDDL履歴表のデータを表示します。 |
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データベース・ログイン・パスワードを暗号化します。 |
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レプリケーション環境のインストール後、Extractがトランザクション・データの取得を開始した時点で初期REDOレコードが使用可能になるように、Oracle順序を更新します。 |
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名前が入力指定に一致するデータベース内の表をリストします。 |
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Oracle GoldenGateプロセスがOracleマイニング・データベースへのログインに使用するユーザーの資格証明を指定します。 |
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DB2 for i環境のGGSCIセッションのCCSIDを設定します。 |
Trandataコマンドでは、適切なデータベース・コンポーネントを構成して、ソース・データ操作をレプリケートするためにOracle GoldenGateが必要とするトランザクション情報を提供します。
チェックポイント表コマンドでは、Oracle GoldenGateがトレイル内のReplicatの現在位置の追跡に使用するチェックポイント表を管理します。
チェックポイントとチェックポイント表の使用の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
トレース表コマンドでは、Oracleデータベースの双方向同期で使用するOracle GoldenGateトレース表を管理します。Replicatは、各トランザクションの開始時にトレース表に操作を生成します。Extractは、トレース表上の操作で開始されるすべてのトランザクションを無視します。Replicatの操作を無視することで、ソース表とターゲット表間のデータのループバックを防止できます。
双方向同期の詳細は、Oracle GoldenGateの管理for Windows and UNIXを参照してください。
データ・ストア・コマンドを使用して、Oracle GoldenGate Monitorで使用する監視情報を格納するためにOracle GoldenGateが使用するデータ・ストアを制御します。
JAgentコマンドでは、Oracle GoldenGate Monitor JAgentを制御します。
次のコマンドでは、Oracle GoldenGateのその他の様々な機能を制御します。
表1-15 その他のコマンド
コマンド | 説明 |
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前のGGSCIコマンドを変更しないで実行します。 |
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ネストされた |
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Oracle GoldenGateホーム・ディレクトリ内にデフォルト・ディレクトリを作成します。 |
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DB2 for iデータベースで使用する場合に |
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前に発行したGGSCIコマンドの変更と再実行を可能にします。 |
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GGSCIコマンドの構文と使用方法の支援を表示します。 |
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GGSCIセッションの開始以降で最近発行されたコマンドのリストを表示します。 |
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システムのすべてのOracle GoldenGateプロセスのステータスとラグを表示します。 |
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NonStopシステムから最近処理されたマーカーを表示します。 |
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Oracle GoldenGateコマンドのリストを含むファイルを処理します。 |
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GGSCIインタフェース内からシェル・コマンドを実行します。 |
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Oracle GoldenGate環境の属性を表示します。 |
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オペレーティング・システムおよびデータベースの情報を表示します。 |
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Oracle GoldenGateエラー・ログ( |
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ExtractまたはReplicatで生成されたプロセス・レポートまたは破棄ファイルを表示します。 |