このセクションでは、メモリー、DIMM、および DIMM の配置に関する次の情報を示します。
サポートされている DIMM の速度は、1333 および 1600 MHz です。
サポートされているすべての DIMM は、定格速度に関係なく 1333MHz で動作します。
1 つの CMOD 内にサイズの異なるメモリーを混在させることはできませんが、別々の CMOD でサイズの異なる DIMM を使用することはできます (DIMM 規則を参照)。
同じシャーシ内に LVDIMM と LRDIMM を混在させることはできません。
システムメモリーはすべて計算モジュール (CMOD) 上に収められています。各 CMOD には、6 スロットずつ 4 グループに分けて配置された 24 個の DIMM スロットが含まれています。各グループのスロットは、1 つの Jordan Creek メモリーバッファーによって制御されます。各バッファーには独立した 2 つのメモリーチャネル A と B があります (1 つの CMOD につき 8 つのメモリーチャネルがある)。各チャネルは 1 - 3 の DIMM をサポートし、3 つの DIMM スロットが割り当てられています。次の図に、メモリーバッファー、DIMM スロットのグループ、および各チャネルに割り当てられているスロットの位置を示します。
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スロットの番号付けに関する情報については、メモリースロットの名称を参照してください。
1 つのスロットグループ内の 2 つのメモリーチャネルを区別し、DIMM の装着順序に役立つようにするため、各チャネルに割り当てられている 3 つの DIMM スロットには色分けされたスロットとレバーがあります。色分けは、黒色のレバーの付いた黒色のスロット、白色のレバーの付いた黒色のスロット、および白色のレバーの付いた白色のスロットになります。
次の図に、1 つのスロットグループ内の DIMM スロットの色コードパターンを示します。このパターンは、すべてのスロットグループで繰り返されます。
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DIMM 取り付け規則は、8 つのすべてのメモリーチャネルにメモリーを広げることで、利用可能なメモリー帯域幅を最大限に向上させることを目標としています。
DIMM の取り付け時には、次の規則を考慮してください。
システム内の DIMM がすべて同じタイプおよびサイズになるようにします。
すべての CMOD に同じように取り付けられているようにします。
工場出荷時の DIMM の最小構成では、各 CMOD に 16G バイトの DIMM が 4 つずつあり、スロット D0、D6、D12、および D18 に取り付けられています。
この構成では、4 つの DIMM をスロット D3、D9、D15、および D21 に取り付けることで、CMOD ごとに 4 つの DIMM のアップグレードが可能です。
出荷時の最小構成へのアップグレード (前述) のほかに、各 CMOD に DIMM を 8 個セットで (メモリーバッファーチャネルごとに 1 つずつ) 追加する必要もあります。CMOD 0 から CMOD 3 (4 CMOD 構成の場合) または CMOD 7 (8 CMOD 構成の場合) までの各 CMOD に 8 つの DIMM を追加します。すべての CMOD への取り付けが終わったら、CMOD 0 に戻り、次の 8 個セットを各 CMOD に追加するシーケンスを繰り返します。
たとえば、最初の 8 つの DIMM を CMOD 0 に取り付け、次の 8 つの DIMM を CMOD 1 に取り付け、続けて構成内のすべての CMOD に同様に取り付けます。構成内のすべての CMOD にわたって 32 個の DIMM (4 CMOD) または 64 個の DIMM (8 CMOD) を追加したら、次の 8 個セットのために CMOD 0 に戻り、この装着パターンを継続します。
各 CMOD には同じサイズの DIMM しか入れられません。1 つの CMOD 内にサイズの異なるメモリーを混在させることはできませんが、CMOD 間でサイズを混在させることは可能です。
CMOD 間でサイズを混在させるときは、サイズの大きい方の DIMM を番号の小さい方の CMOD に最初に取り付けます。サイズの大きい方のすべての DIMM を取り付けたら、サイズの小さい方の DIMM を残りの CMOD に取り付けます。
たとえば、4 つの CMOD を備えたシステムに 16 個の 16G バイトの LVDIMM と 16 個の 32G バイトの LVDIMM を装着する順序については、それらの DIMM を次のように取り付けます。
8 つの 32G バイトの DIMM を CMOD 0 に取り付けます
8 つの 32G バイトの DIMM を CMOD 1 に取り付けます
8 つの 16G バイトの DIMM を CMOD 2 に取り付けます
8 つの 16G バイトの DIMM を CMOD 3 に取り付けます
同じシャーシ内に LVDIMM と LRDIMM を混在させることはできません。
DIMM スロットの装着順序は次のとおりです。
黒色のレバーの付いた黒色のスロットを装着します: D0、D3、D6、D9、D12、D15、D18、D21
DIMM の最小構成でのスロットの装着は、CMOD ごとに D0/D6/D12/D18 になります
白色のレバーの付いた黒色のスロットを装着します: D1、D4、D7、D10、D13、D16、D19、D22
白色のレバーの付いた白色のスロットを装着します: D2、D5、D8、D11、D14、D17、D20、D23