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Sun Server X4-8 サービスマニュアル
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索引

ヒートシンクとプロセッサ (FRU) を取り外す

ヒートシンクとプロセッサは現場交換可能ユニット (FRU) であり、Oracle サービス担当者が保守する必要があります。

この手順では CPU 障害検知テスト回路を使用します。この回路は、荷電された、時間が制限されている回路です。サーバーから電源を切断したあとで、その回路を使用できるのは 10 分間です。

始める前に

  1. コールドサービスのためのサーバーの準備を行います。コールドサービスのためのサーバーの準備を参照してください。
  2. CMOD をサーバーから取り外します。CMOD を取り外すを参照してください。
  3. CMOD の上部カバーを外すには、リリースボタンを押し、カバーを CMOD の前面から離すようにスライドさせ、持ち上げて CMOD から外します。

    Caution

    注意  -  コンポーネントが損傷します。CMOD コンポーネントは、静電気放電の影響を非常に受けやすくなっています。リストストラップを着用し、静電気防止用リストマットの使用してください。



    image:CMOD カバーの取り外しを示す図。

    プロセッサに障害が発生しているかどうかを確認するには、CMOD 上にある CPU 障害検知テスト回路を使用します。この障害検知回路は、荷電された、時間が制限されている回路です。サーバーの電源を切断してから時間が経ちすぎると、その回路の充電がなくなります。この回路には、回路の充電ステータスをチェックできるインジケータがあります。CMOD コンポーネントの位置については、CMOD レイアウトを参照してください。

  4. テスト回路の充電ステータスをチェックするには、障害検知ボタンを押したまま、インジケータが点灯しているかどうかを確認します。

    緑色のインジケータがボタンの横にあり、回路が動作可能である場合は点灯します。

  5. 障害の発生した CPU を確認するには、障害検知ボタンを押したまま、点灯しているプロセッサの障害インジケータを探します。

    オレンジ色のインジケータが CPU とヒートシンクの横にあります。

  6. ヒートシンクの中央を押し下げ、2 番のプラスドライバを使用して 4 本のばね付きねじを完全に緩めます。
    image:上記のアクションを示す図。

    熱をヒートシンクに伝えるため CPU 上面に熱伝導剤が塗布されていますが、これも粘着の原因になっています。

  7. ヒートシンクをプロセッサの上面から分離するには、ヒートシンクを左右に優しくひねりながら上に引っ張ります。

    ひねることによって、熱伝導剤による接着シールが剥がれて、ヒートシンクを取り外しやすくなります。


    image:
  8. 熱伝導剤によってほかのコンポーネントが汚れないように注意しながら、ヒートシンクを CMOD から取り外します。

    ヒートシンクの下部や CPU の上部には熱伝導剤が残ったままになります。CPU 交換工具を使用する前に、この熱伝導剤を取り除く必要があります。交換用 CPU には、アルコール布巾が付属しています。


    image:
  9. 熱伝導剤によってほかのコンポーネントが汚れないように注意しながら、そのアルコール布巾で CPU の上部やヒートシンクの下部に残った熱伝導剤を完全に拭き取ります。
  10. ばね付きの CPU ロードプレート取り外しレバーを開くには、レバーを押し下げ CPU ソケット方向に少しずらし、押さえクリップからレバーを外します

    レバーに付与された番号どおりに操作します。


    image:
  11. レバーを完全に開いた位置まで回します。

    2 つめのレバーが完全に開いているとき、ロードプレートはロックが解除された状態になり、開くことができます。


    image:
  12. ロードプレートを開くには、それが完全に開いた位置まで、蝶番のない側の端を持ち上げます。

    Caution

    注意  -  コンポーネントが損傷します。CPU ソケットのピンは容易に損傷します。指を使って CPU を取り外さないでください。CPU を取り外すには、CPU 交換工具を使用します。



    image:
  13. CPU を取り外すには、CPU 交換工具を使用します。

    注 -  適切な CPU 交換工具を使用してください。交換用 CPU に付属している工具を使用します。

    工具はソケットからの CPU の取り外しと取り付けに使用します。交換工具の上部には中央にボタンが付いており、一方の側面に爪があります。ボタンを押すと工具が開きます。爪を押すと工具が閉じます (ボタンが解放されます)。

    1. 交換工具上部のリリースボタンを押します。

      このアクションによって工具が開きます。

      工具の一角に下向き三角形のラベルが付いています。これと同様、CPU にも三角形の印字がある一角があります。これは、工具と CPU を CPU ソケットに合わせる際の目印となるキーです。すべての三角形が一直線上に並んでいるとき、工具と CPU はソケットの位置と合っています。

    2. 工具側の三角形と CPU 側の三角形が合うように工具の向きを整え、工具の下面が CPU を覆うようにします。
      image:CPU 交換工具を CPU に押し付けるところを示す図。
    3. 工具が CPU に均等に載るように、工具を CPU に押し付けます。
    4. リリース爪を押して中央ボタンから外します。

      このアクションを行うとカチッという音とともに、工具が閉じて CPU をつかみます。

    5. CPU を取り外すには、工具を上方にサーバーの外側まで持ち上げます。
      image:CPU 交換工具を CPU ソケットから持ち上げるところを示す図。
    6. 工具を裏返し、CPU の金属端子が上を向き、工具の上面が下を向くようにします。
    7. CPU の両端を持ちます。
    8. 工具の上面 (現在は下を向いている方) で、リリース爪を引いて中央ボタンから外します。

      このアクションを行うとカチッという音とともに、工具から CPU が外れます。

    9. 工具から CPU を取り外します。
      image:CPU が交換工具から取り外されるところを示す図。

Next Steps