C ロケールは POSIX ロケールとも呼ばれますが、これは、POSIX に準拠するすべてのシステムのデフォルトのシステムロケールです。Oracle Solaris オペレーティングシステム は POSIX システムです。C ロケールは『Single UNIX Specification, Version 3』で規定されています。http://www.unix.org/version3/online.html で登録すれば、この仕様を読んだりダウンロードしたりできます。
国際化されたプログラムが C ロケールで実行されるように指定する方法には、次の 2 つがあります。
すべてのロケール環境変数の設定を解除します。C ロケールでアプリケーションを実行します。
$ unset LC_ALL LANG LC_CTYPE LC_COLLATE LC_NUMERIC LC_TIME LC_MONETARY LC_MESSAGES
ロケールを明示的に C または POSIX に設定します。
$ export LC_ALL=C $ export LANG=C
一部のアプリケーションは、setlocale(3C) を実際に呼び出して現在のロケールを参照することなしに、LANG 環境変数をチェックします。この場合、シェルを明示的に C ロケールに設定するには、LC_ALL および LANG ロケール環境変数を指定します。ロケール環境変数間の優先順位の関係については、setlocale(3C) のマニュアルページを参照してください。
ターミナル環境で現在のロケール設定を確認するには、locale(1) コマンドを実行します。
$ locale LANG=C LC_CTYPE="C" LC_NUMERIC="C" LC_TIME="C" LC_COLLATE="C" LC_MONETARY="C" LC_MESSAGES="C" LC_ALL=