Oracle® Solaris 11.2 国際化対応言語環境の利用ガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

国際化ドメイン名のサポート

国際化ドメイン名 (IDN) によって、ホスト名およびドメイン名として英語以外のネイティブ言語を使用できます。英語以外のホスト名およびドメイン名を使用するには、RFC 5890 に規定されているリゾルバルーチンに名前を送信する前に、これらの名前を ASCII 互換エンコーディング (ACE) でエンコードされた名前に変換します。システム管理アプリケーションが IDN をサポートしていない場合、システム管理者はシステムのファイルおよびアプリケーションにも ACE 名を使用する必要があります。

詳細は、RFC 5890「アプリケーションにおけるドメイン名の国際化 (IDNA)」を参照してください。

図 6-1  Firefox ブラウザでの IDN の例

image:Firefox ブラウザでの IDN の例

Oracle Solaris 11 は、2 組の IDS 実装 (ライブラリと関連のユーティリティーを含む) を提供しており、それは GNU IDN ライブラリと JPRS (Japan Registry Services co., Ltd.) idnkit-2 ライブラリです。いくつかのアプリケーションには、独自の IDN 実装を持つものもあります。たとえば、Firefox と Thunderbird には、Necko というネットワークプロトコルコンポーネントに独自の IDN サービスがあります。