Oracle® Solaris 11.2 国際化対応言語環境の利用ガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

NFS サーバーの考慮事項

NFS バージョン 4 のプロトコル (Oracle Solaris のデフォルト) は、UTF-8 を使用して、ファイル名とその他の文字列を処理します。そのため、ほとんどのユースケースで、文字セットに関連する調整が必要になります。ただし、一部またはすべてのクライアントが指定された文字セットを使用している場合は、charset オプションを使用できることに注意してください。

たとえば、ISO8859-1 文字セットを使用して /export ディレクトリを共有するには、次のコマンドを使用します。

# share -o iso8859-1 /export

いくつかのマシンだけのために特定の文字セットを使用するディレクトリを共有するには、charset=access_list オプションを使用できます。

# share -o iso-8859-1=isomachine.example.com,koi8-r=koimachine.example.com /export

クライアントによって作成されたすべてのファイル名とパス名は、サーバーでは UTF-8 に変換されます。

詳細は、share_nfs(1M) のマニュアルページを参照してください。