Oracle® Solaris 11.2 国際化対応言語環境の利用ガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Internet Intranet Input Method Framework

Internet Intranet Input Method Framework (IIIMF) は、Solaris 9 以降でサポートされている、Oracle Solaris 11 のもう 1 つの IM フレームワークです。IIIMF は、システム規模の共有プロセスとしてではなく、ユーザーごとに実行されます。IIIM 用の構成ツールは、入力方式設定エディタ (iiim-properties) です。このツールにアクセスするには、「システム」->「設定」->「入力方式 - IIIM」を選択します。

IIIMF には、2 つの非常に強力な日本語の言語エンジンである、ATOK と Wnn があります。次の手順で、IIIMF で ATOK または Wnn 言語エンジンを使用する方法を説明します。


注 - このツールについての詳細は、『ATOK for Solaris ユーザーガイド』を参照し、これらの言語エンジンの詳細情報は『Wnn8 ユーザーズガイド』を参照してください。これらのドキュメントは日本語版のみ入手可能です。

IIIMF で ATOK および Wnn 言語エンジンを使用する方法

  1. パッケージマネージャーの GUI または pkg コマンドを使用して、次のパッケージをインストールします。
    • IIIMF コアパッケージ: system/input-method/iiim

    • ATOK パッケージ: system/input-method/iiim/atok

    • Wnn パッケージ: system/input-method/iiim/wnn

    インストールに使用可能な IIIMF 言語エンジンをリストするには、次のコマンドを実行します。

    $ pkg list -a system/input-method/iiim/*
  2. 入力方式フレームワークセレクタを使用して、デスクトップセッションで IIIMF を選択します。

    次回のログイン時に、IIIMF がデスクトップセッションに使用されます。(デスクトップセッションを再起動する必要があります。)

  3. Wnn 言語エンジンを使用している場合は、
    1. 次のコマンドを発行して、jserver および dpkeyserv サーバーを呼び出します。(サービス管理権限が必要。)
      # svcadm enable wnn8/server
    2. 入力方式設定エディタ (iiim-properties) ツールで Wnn IM 言語エンジンを選択します。