Oracle® Solaris 11.2 国際化対応言語環境の利用ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

GNU IDN ライブラリ

GNU-libidn は、GNU Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1 以降に基づいてライセンス供与された、GNU プロジェクトです。GNU-libidn は、さまざまな GNU/Linux ディストリビューションで幅広く採用されています。したがって、デスクトップおよび pidgin(1) などの GNOME アプリケーションは、通常は IDN をサポートするために GNU-libidn を利用します。

idn(1) は、国際化ドメイン名のライブラリへのコマンド行インタフェースです。次の例は、UTF-8 のホスト名を ACE エンコーディングに変換します。結果の URL http://xn-fsqu00a.xn--0zwm56d は、ACE でエンコードされた http://例子.测试 に相当するものとして使用できます。

$ idn --quiet -a 例子.测试
xn-fsqu00a.xn-0zwm56d

GNU-libidn は、library/libidn パッケージとしてインストールできます。オプションについての詳細は、idn(1) のマニュアルページを参照してください。


注 - Oracle Solaris 11 に付属する現行バージョンの GNU-libidn は、IDNA2003 標準のみをサポートします。