ここでは、シリアル回線を介した通信を定義する方法で紹介した PPP 構成ファイルを例として使用します。この手順では、Figure 2–3 で示した Figure 2–3 が所有するダイアルアウトマシンを構成します。
次の /etc/ppp/options ファイルには、太字で示した PAP サポート用のオプションが含まれています。
# cat /etc/ppp/options lock name user2 auth require-pap
次のサンプルは、How to Define the Connection With an Individual Peerで作成した 既存の 個々のピアとの接続を定義する方法 ファイルに、PAP サポートを追加する方法を示しています。
# cat /etc/ppp/peers/myserver /dev/cua/a 57600 noipdefault defaultroute idle 120 user user2 remotename myserver connect "chat -U 'mypassword' -f /etc/ppp/mychat"
太字で示した新しいオプションにより、ピア myserver に関する PAP 要件が追加されます。
user2 をローカルマシンのユーザー名として定義する
myserver をローカルマシンに認証資格を要求するピアとして定義する
関連項目
関連情報の参照先は次のとおりです。
ダイアルインサーバーを呼び出して、PAP 認証の設定をテストする手順については、ダイアルインサーバーの呼び出し方法
PAP 認証の詳細を理解するときは、パスワード認証プロトコル (PAP)