Oracle® Solaris 11.2 での UUCP および PPP を使用したシリアルネットワークの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

UUCP の数値エラーメッセージ

次の表に、/usr/include/sysexits.h ファイルにより生成されるエラーステータスメッセージの終了コード番号を示します。これらのすべてが現在 uucp で使用されているわけではありません。

表 12-9  番号による UUCP のエラーメッセージ
メッセージ番号
説明
意味
64
Base Value for Error Messages
エラーメッセージはこの番号から始まります。
64
Command–Line Usage Error
コマンドの使い方に誤りがあります。たとえば、引数の数が正しくない、誤ったフラグ、誤った構文などです。
65
Data Format Error
入力データになんらかの誤りがあります。このデータ形式はユーザーデータだけに使用されるもので、システムファイルには使用されません。
66
Cannot Open Input
入力ファイル (システムファイルでない) が存在しないか、または読み取れません。これには、メールプログラムに対する「No message」のようなエラーも含まれます。
67
Address Unknown
指定されたユーザーが存在しません。このエラーは、メールアドレスやリモートログインに使用されます。
68
Host Name Unknown
ホストが存在しません。このエラーは、メールアドレスやネットワーク要求に使用されます。
69
Service Unavailable
サービスが使用できません。このエラーは、サポートプログラムまたはファイルが存在しない場合に起こることがあります。このメッセージは、何かが正常に働かず、現時点ではその原因が特定できないことを示す場合もあります。
70
Internal Software Error
内部ソフトウェアエラーが検出されました。このエラーは、できるだけオペレーティングシステム関係以外のエラーに限定されるべきです。
71
System Error
オペレーティングシステムエラーが検出されました。このエラーは、「フォークできません」「パイプを作成できません」などの条件に使用されるものです。たとえば、このエラーには passwd ファイルに存在しないユーザーに対する getuid の戻りが含まれます。
72
Critical OS File Missing
/etc/passwd/var/admin/utmpx などのシステムファイルが存在しないか、開くことができないか、または構文エラーなどのエラーがあります。
73
Can't Create Output File
ユーザーが指定した出力ファイルが作成できません。
74
Input/Output Error
あるファイルについて入出力を行なっているときにエラーが起こりました。
75
Temporary Failure. User is invited to retry
実際のエラーではない一時的な障害。たとえば sendmail では、これは、メールプログラムが接続を確立できなかったため、あとで要求を再試行する必要があることなどを意味します。
76
Remote Error in Protocol
プロトコルの交換中に、リモートシステムが「使用不可」を示す何かを戻しました。
77
Permission Denied
この操作を行うための適正なアクセス権がユーザーにありません。このメッセージはファイルシステムの問題を示すものではなく (その場合は –NOINPUT–CANTCREAT などが使用される)、より高いレベルのアクセス権が必要であることを意味します。たとえば kre は、メールを送ることのできる学生を制限するためにこのメッセージを使用します。
78
Configuration Error
システムの構成にエラーがあります。
79
Entry Not Found
エントリが見つかりません。
79
Maximum Listed Value
エラーメッセージの最大番号。