Oracle® Solaris 11.2 での UUCP および PPP を使用したシリアルネットワークの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

PPP 認証

    認証は、要求しているのがユーザー本人であることを確認するためのプロセスです。UNIX のログインの流れは、次のように簡単な認証形式です。

  1. login コマンドを入力すると、ユーザーに名前とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

  2. 次に login は、ユーザーを認証するために、入力された名前とパスワードをパスワードデータベースから探そうとします。

  3. データベース中にユーザー名とパスワードが存在する場合、ユーザーは認証されて、システムへのアクセスが許可されます。データベース中にユーザー名とパスワードが存在しない場合、ユーザーはシステムへのアクセスを拒否されます。

デフォルトでは、Solaris PPP 4.0 は、デフォルトの経路が指定されていないマシン上では認証を要求しません。したがって、デフォルトの経路が指定されていないローカルマシンはリモート呼び出しを認証しません。逆に、マシンにデフォルトの経路が定義されていれば、マシンは、常にリモート呼び出しを認証します。

必要な場合、自分のマシンに PPP リンクを設定しようとしている呼び出し側の識別情報を、PPP 認証プロトコルを使って確認できます。逆に、呼び出し側を認証するピアをローカルマシンが呼び出す必要がある場合は、PPP 認証情報をローカルマシンに構成しておく必要があります。