Oracle® Solaris 11.2 での UUCP および PPP を使用したシリアルネットワークの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

/etc/uucp/Systems ファイルでのパリティーの設定

場合によっては、呼び出そうとしているシステムがポートのパリティーを検査し、パリティーに誤りがあると回線を切断することがあるため、パリティーのリセットが必要になります。expect-send (予期 - 送信) の文字列ペアとして "" P_ZERO を使用すると、上位ビット (パリティービット) が 0 に設定されます。この expect-send ペアの例を次に示します。

unix Any ACU 2400 12015551212 "" P_ZERO "" \r ogin: Puucp ssword:Passuan

次に、expect-send 文字列ペア "" P_ZERO のあとに続けることができるパリティー文字列ペアを示します。

"" P_EVEN

パリティーを偶数 (デフォルト) に設定する

"" P_ODD

パリティーを基数に設定する

"" P_ONE

パリティービットを 1 に設定する

これらのパリティー設定は、chat スクリプトのどこにでも挿入できます。この設定は、chat スクリプト内の "" P_ZERO (expect-send 文字列ペア) よりあとにあるすべての情報に適用されます。パリティー文字列ペアは、Dialers ファイルのエントリの中でも使用できます。次の例には、パリティー文字列ペア "" P_ONE が含まれています。

unix Any ACU 2400 12015551212 "" P_ZERO "" P_ONE "" \r ogin: Puucp ssword:Passuan