PPP リンクがアクティブになったにもかかわらずリモートネットワーク上のほとんどのホストに到達できないという場合は、ネットワーク問題が見つかる可能性があります。ここでは、PPP リンクに影響を与えるネットワーク障害を特定し、解決する方法を示します。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
noccp novj nopcomp noaccomp default-asyncmap
このオプションは、もっとも単純で圧縮を行わない PPP を使用可能にします。コマンド行でこれらのオプションを引数として pppd を実行してみます。これまで接続できなかったホストに接続できれば、次のいずれかの位置にオプションを追加します。
/etc/ppp/peers/peer-name、call オプションのあと
/etc/ppp/options、オプションを広域的に適用する場合
% pppd debug call peer-name
たとえば、PPP 構成ファイルで次の形式を使用します。
connect 'chat -v -f /etc/ppp/chatfile'
/etc/ppp/chatfile は、お使いの chat ファイルの名前を表します。
デバッグログを調べます。これでもリモートホストに接続できない場合は、PPP の問題はネットワークに関連している可能性があります。
組織によっては、ローカルネットワーク内では通用するが、インターネットへはルーティングできない内部 IP アドレスを割り当てる場合があります。リモートホストが社内にある場合、インターネットに接続するためには、管理者は、NAT (名前 - アドレス変換) またはプロキシサーバーを設定する必要があります。リモートホストが社内にない場合は、リモート組織に問題を報告する必要があります。
# ndd -set /dev/ip ip_forwarding 1
ndd の詳細については、ndd(1M) のマニュアルページを参照してください。
Solaris 10 リリースでは、ndd(1M) ではなく routeadm(1M) を利用できます。
# routeadm -e ipv4-forwarding -u
netstat の詳細は、netstat(1M) のマニュアルページを参照してください。
詳細は、PPP に影響を与える一般的なネットワークの問題を参照してください。
ネームサービス構成に問題があると、IP アドレスを解釈処理できないため、アプリケーションは障害を発生します。