特定のマシンに接続できない場合は、Uutry と uucp を使用して、そのマシンに対する通信を検査できます。
詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
# /usr/lib/uucp/Uutry -r machine
machine には、接続できないマシンのホスト名を指定します。このコマンドは次のことを行います。
デバッグ機能を指定して転送デーモン (uucico) を起動する。root であれば、さらに多くのデバッグ情報を得ることができます。
デバッグ出力を /tmp/machine に送ります。
次のように入力すると、デバッグ出力を端末に表示する
# tail –f
出力を終了するには Control-C キーを押します。この出力を保存する場合は、/tmp/machine から出力内容をコピーします。
# uucp -r file machine\!/dir/file
転送するファイルの名前を指定する
コピー先のマシンの名前を指定する
相手のマシンのどこにファイルを転送するかを指定する
# Uutry
それでも問題が解決できないときは、ご購入先へお問い合わせください。デバッグ出力は問題の診断に役立つため、保存しておいてください。
デバッグレベル 3 では、接続がいつどのように確立されたかについての基本的な情報は提供されますが、転送について提供される情報は多くはありません。一方、デバッグレベル 9 では、転送処理に関するすべての情報が網羅されます。デバッグは転送の両端で行われるという点に注意してください。比較的大きいテキストについて 5 より高いレベルのデバッグを行いたい場合は、相手サイトの管理者に連絡して、いつレベルを変更するか決定してください。