Dialer-Token-Pairs (DTP) フィールドには、ダイアラの名前とそれに渡すトークンが入ります。DTP フィールドの構文は次のとおりです。
dialer token [dialer token]
dialer の部分は、モデムまたはポートモニターの名前、あるいは直接リンクデバイスの場合は direct または uudirect です。ダイアラとトークンのペアはいくつでも指定できます。dialer の部分がない場合は、Systems ファイル内の関連エントリから取得されます。token 部は、dialer 部の直後に指定できます。
対応するダイアラによっては、最後のダイアラとトークンのペアはない場合もあります。ほとんどの場合は、最後のペアには dialer 部だけが含まれます。token 部は、対応する Systems ファイルエントリの Phone フィールドから取得されます。
dialer 部分の有効エントリは、Dialers ファイル内で定義されているものか、いくつかの特殊ダイアラタイプのうちの 1 つとなります。これらの特殊ダイアラタイプはコンパイル時にソフトウェア中に組み込まれているので、Dialers ファイル内に該当エントリがなくても使用できます。次に、特殊なダイアラタイプを示します。
TCP/IP ネットワーク
トランスポートレベルインタフェースネットワーク (STREAMS を使用しないもの)
トランスポートレベルインタフェースネットワーク (STREAMS を使用するもの)
詳細は、/etc/uucp/Devices ファイル内のプロトコル定義を参照してください。