pkgA がカーネルとユーザーランドの両方の機能を配布し、そのインタフェースの両側がそれに合わせて更新される必要がある場合、pkgA が非大域ゾーンで更新されたときは必ず、pkgA がインストールされているほかのすべてのゾーンでも pkgA が更新される必要があります。
この更新が正しく行われるようにするには、pkgA の parent 依存関係を使用します。単一のパッケージがインタフェースの両側を配布する場合、feature/package/dependency/self への parent 依存関係は、大域ゾーンと非大域ゾーンに同じバージョンのパッケージが含まれるようにし、インタフェース間でバージョンスキューが発生するのを防ぎます。
また、parent 依存関係はそのパッケージが非大域ゾーンにある場合にそれが大域ゾーンにも存在するようにします。
インタフェースが複数のパッケージに及ぶ場合、そのインタフェースの非大域ゾーン側を含むパッケージには、そのインタフェースの大域ゾーン側を配布するパッケージへの parent 依存関係を含める必要があります。parent 依存関係については、依存関係の種類でも説明されています。