Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

構造体マクロを使用する場合

マクロを使用すると、あるデータ項目のフィールドのみへのインプレース参照を行うことができます。マクロでは、データモデルに基づいた別のコードパスを取るための方法は提供されません。データ構造体内のフィールドの数が多い場合は、マクロを避けるべきです。また、これらのフィールドを参照する頻度が高い場合も、マクロを避けるべきです。

マクロでは、データモデル間の違いの多くがマクロの実装内に覆い隠されます。その結果、このインタフェースを使用して記述されたコードは一般に読みやすくなります。32 ビットのドライバとしてコンパイルされた場合、結果のコードは煩わしい #ifdefs が必要ないため簡潔になりますが、データ型のチェックは引き続き保持されます。