Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ブート構成シーケンス

SR-IOV 対応 PF ドライバは接続時に次のアクションを実行します。

  1. pciv_vf_config() 関数を呼び出して VF の数を取得します。

  2. PF と VF の両方のデバイス固有パラメータを取得し、それらを検証します。

  3. それに応じてハードウェアを初期化します

  4. pciv_vf_config() インタフェースを呼び出して VF を有効化します

  5. PF ドライバがネットワークドライバの場合、ドライバは接続時に mac_register() インタフェースを使って GLDv3 フレームワークに登録します。さらに、PF ドライバはクラス固有の初期化も実行します。その結果、次の一連のアクションが発生します。

    • GLDv3 インタフェースが PF デバイスの存在を認識します。

    • 新しい MAC プロバイダインタフェースのセットが PF ドライバによってエクスポートされます。このプロセスにより、ドライバが PF ドライバであることを MAC 層が認識できるようになります。また MAC 層は、VF ドライバの詳細情報の取得も行います。

    ネットワークドライバおよびネットワークインタフェースの詳細については、Chapter 19, Drivers for Network DevicesおよびManaging Network Virtualization and Network Resources in Oracle Solaris 11.2 を参照してください。

これで VF インスタンスが初期化されました。VF ドライバが接続されるのは、その VF がルートドメインに割り当てられている場合だけです。