長い間に若干異なる NIC アーキテクチャーがいくつか出現しました。MAC 層は、NIC ハードウェアと対話する Oracle Solaris の共通フレームワークです。MAC 層は、ハードウェア分類、VLAN タグ付け、VLAN ストリップ、ハードウェアチェックサムオフロード、ラージセグメントオフロード、負荷分散などのハードウェア機能をできるだけ多く活用しつつ、各種ハードウェアで適用可能な共通モデルを提供できる必要があります。
Oracle Solaris OS 用のネットワークドライバを記述するには、Solaris Generic LAN Driver (GLD) フレームワークを使用します。
新しい Ethernet ドライバに関しては、GLDv3 フレームワークを使用します。GLDv3 Network Device Driver Frameworkを参照してください。GLDv3 フレームワークは、関数呼び出しベースのインタフェースです。
古い Ethernet、トークンリング、または FDDI ドライバを管理するには、GLDv2 フレームワークを使用します。GLDv2 Network Device Driver Frameworkを参照してください。GLDv2 は、ドライバ間で共有する共通コードを提供するカーネルモジュールです。
NIC ドライバを記述する場合は、Chapter 21, SR-IOV Driversも参照してください。