Oracle Solaris Cluster リファレンスマニュアル

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更新: 2015 年 9 月
 
 

clconfiguration (5CL)

名前

clconfiguration - では、Oracle Solaris Cluster 構成用 XML ファイルのクラスタ DTD について記述します。

説明

clconfiguration では、Oracle Solaris Cluster 構成用 XML (eXtensible Markup Language) ファイルの文書型定義 (Documentation Type Definition、DTD) を規定します。Oracle Solaris Cluster 構成ファイルには、XML 要素付きの Oracle Solaris Cluster 構成情報が含まれています。このファイルには、1 つまたは複数のクラスタ、あるいはクラスタの一部の構成情報が含まれます。この Oracle Solaris Cluster 構成情報は、クラスタ構成のバックアップやクラスタの複製など、多数のクラスタ機能で使用できます。

DTD は、各要素、それらの関係、およびそれらの属性を定義します。要素名は、要素の内容を反映したものになります。たとえば、<devicegroup> という要素では、クラスタデバイスグループを定義します。要素の属性が、プロパティーまたは特性の変更や詳細設定に使用される場合もあります。オブジェクト指向の多数の Oracle Solaris Cluster コマンドに含まれる export サブコマンドは、DTD で規定されているフォーマットでクラスタオブジェクト情報をエクスポートします。多くの Oracle Solaris Cluster コマンドでは、クラスタ構成用 XML データの使用により、Oracle Solaris Cluster オブジェクトの追加、作成、および変更が行えます。

要素の階層

DTD に必要な要素の階層を、次のリストに示します。このリストでは、子および属性プロパティーのデフォルト値が次のようになっています。

必須

特に断らないかぎり、1 つ以上必要です。

省略可能

特に断らないかぎり、ゼロまたは 1 つ存在できます。

<propertyList>
  <property>
<state>
<allNodes>

<-- Cluster -->

<cluster>

  <-- Cluster Nodes -->

  <nodelist>
    <node>
    
  <-- Cluster Transport -->

  <clusterTransport>
    <transportNodeList>
      <transportNode>
        <transportAdapter>
          <transportType>
    <transportSwitchList>
      <transportSwitch>
    <transportCableList>
      <transportCable>
        <endpoint>

  <-- Cluster Global Devices -->

  <deviceList>
    <device>
      <devicePath>

  <-- Cluster Quorum -->

  <clusterQuorum>
    <quorumNodeList>
      <quorumNode>
    <quorumDeviceList>
      <quorumDevice>
        <quorumDevicePathList>
          <quorumDevicePath>

  <-- Cluster Device Groups -->

  <devicegroupList>
    <devicegroup>
      <memberDeviceList>
        <memberDevice>
      <devicegroupNodeList>
        <devicegroupNode>

  <-- Cluster Resource Types -->

  <resourcetypeList>
    <resourcetype>
       <resourcetypeRTRFile>
       <resourcetypeNodeList>
         <resourcetypeNode>
         <methodList>
         <method>
         <parameterList>
           <parameter>

  <-- Cluster Resources -->

  <resourceList>
    <resource>
      <resourceNodeList>
        <resourceNode)
      <monitoredState>
  
  <-- Cluster Resource Groups -->

  <resourcegroupList>
    <resourcegroup>
      <failoverMode>
      <managedState>
      <resourcegroupNodeList>
        <resourcegroupNode>
      <resourcegroupResourceList>
        <resourcegroupResource>

  <-- Cluster NAS Devices -->

  <nasdeviceList>
    <nasdevice>
       <nasdir>

  <-- Cluster SNMP -->

  <snmpmibList>
    <snmpmib>
  <snmphostList>
    <snmphost>
  <snmpuserList>
    <snmpuser> 
  <-- Cluster Telemetrics -->

  <telemetrics>
    <telemetryObjectType>
      <telemetryAttribute>

要素

このセクションでは、クラスタ DTD で定義されているすべての要素の一覧を示し、それらについて解説します。要素に子または属性が必要な場合、必須のデフォルト値は 1 です。オプションの要素のデフォルト数は、ゼロまたは 1 です。

<allNodes>

クラスタ内の全メンバーノードのリストです。<allNodes> 要素は、汎用要素です。

<allNodes> 要素は、クラスタの全ノードを表すために使用されます。

親:

<resourcetypeNodeList>

子:

なし

属性:

なし

<cluster>

クラスタ構成用 XML ファイル全体のルート要素。どのクラスタ構成用 XML ファイルも、ルートとしてこの要素で始めます。DTD では、<cluster> 要素を 1 つだけ受け入れることができます。クラスタ構成用 XML ファイル内の後続の <cluster> 要素は無視されます。

親:

なし

子:

(省略可能)

  • <propertyList>

  • <nodeList>

  • <clusterTransport>

  • <deviceList>

  • <clusterQuorum>

  • <deviceGroupList>

  • <resourcetypeList>

  • <resourcegroupList>

  • <resourceList>

  • <nasdeviceList>

  • <snmpmibList>

  • <snmphostList>

  • <snmpuserList>

属性:

必須:

  • name

    クラスタの名前。

<clusterQuorum>

クラスタ定足数構成のルート要素。クラスタ定足数情報はすべて、<clusterQuorum> 要素の子要素内で定義されます。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <quorumDeviceList>

  • <quorumNodeList>

属性:

なし

<clusterTransport>

クラスタトランスポート構成のルート要素。クラスタトランスポート情報はすべて、<clusterTransport> 要素のサブレベル内で表示されます。

親:

<cluster>.

子:

(省略可能)

  • <transportNodeList>

  • <transportSwitchList>

  • <transportCableList>

属性:

なし

<device>

クラスタデバイス ID 擬似ドライバ (DID) デバイス。

親:

<deviceList>

子:

(省略可能)

  • <devicePath> (ゼロ個以上)

属性:

必須:

  • ctd

    UNIX ディスク名。

  • name

    デバイスのインスタンス番号。

<devicegroup>

クラスタデバイスグループインスタンスのルート要素。各デバイスグループの特性はすべて、<devicegroup> 要素の子要素内で定義されます。

親:

<devicegroupList>

子:

(省略可能)

  • <devicegroupNodeList>

  • <memberDeviceList>

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    デバイスグループの名前。name 属性は、有効な任意の文字列とすることができます。

  • type

    デバイスグループのタイプ。type 属性は、rawdisk、vxvm、svm、または sds という値を持つことができます。

<devicegroupList>

すべてのクラスタデバイスグループのリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <devicegroup>

    クラスタ内の各デバイスグループでは、<devicegroup> 要素を 1 つ使用できます。

属性:

なし

<devicegroupNode>

デバイスグループが存在するノード。

親:

<devicegroupNodeList>

子:

なし

属性:

必須:

  • nodeRef

    クラスタノードの名前を指定します。

<devicegroupNodeList>

デバイスグループが存在するノードのリスト。

親:

<devicegroup> (1 つ以上)

子:

必須:

  • <devicegroupNode> (1 つ以上)

属性:

なし

<deviceList>

クラスタ DID デバイスのリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <device>

属性:

固定:

  • readonly

    readonly 属性は、true の固定値を持ちます。

<deviceNode>

特定の <device> が存在するノードおよびディスクデバイス。

親:

<device>

子:

なし

属性:

必須:

  • nodeRef

    インスタンスが存在するノードの名前。

<endpoint>

トランスポート終端の 1 つ。

親:

<transportCable>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    アダプタまたはスイッチの名前。

  • nodeRef

    指定したアダプタがホストされているノードの名前。nodeRef 属性が必要なのは、type 属性に adapter が設定されている場合だけです。

  • type

    type 属性には、adapter または switch を設定できます。

    type 属性に adapter を設定する場合は、nodeRef 属性を指定します。

    type 属性を switch に設定した場合、port 属性を指定できます。ただし、port 属性は必要ではありません。

(省略可能)

  • port

    スイッチ上のポートの番号。port 属性は、type 属性に switch を設定する場合だけ指定します。

<failoverMode>

リソースグループのフェイルオーバーモード。

親:

<resourcegroup>

子:

なし

属性:

必須:

  • value

    value 属性には、failover または scalable を設定できます。

<managedState>

リソースグループが管理されているのかどうかを示します。

親:

<resourcegroup>

子:

なし

属性:

必須:

  • value

    value 属性は、true または false とすることができます。

<memberDevice>

特定のデバイスグループのメンバー名。<devicegroup> が一連の rawdisk のタイプである場合は、それぞれに raw ディスクパスの名前を含む 1 つ以上の <member> 要素を指定する必要があります。

親:

<memberDeviceList>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    メンバーの名前。

<memberDeviceList>

デバイスグループメンバーのリスト。

親:

<devicegroup>(1 つ以上)

子:

必須:

  • <memberDevice>

属性:

なし

<method>

汎用のメソッドタイプと特定のリソースタイプの実際のメソッド名の間のマッピング。

親:

<methodList>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    リソースタイプのメソッドの実際の名前。

  • type

    リソースタイプのメソッドのタイプ。次のタイプを指定できます。

    • MONITOR_CHECK

    • MONITOR_START

    • MONITOR_STOP

    • PRENET_START

    • START

    • STOP

    • VALIDATE

    • UPDATE

<methodList>

特定の <resourcetype> で使用可能なすべての <method> 要素のリスト。

親:

<resourcetype>

子:

(省略可能)

  • <method>

属性:

固定:

  • readonly

    readonly 属性は、true の固定値を持ちます。

<monitoredState>

クラスタ内の要素の状態の一部を示すブール値。たとえば、リソースの <monitoredState> はそのリソースがモニター対象であるかどうかを示しますが、そのリソースが使用可能かどうかは示しません。

親:

<resource>

子:

なし

属性:

必須:

  • value

    value 属性には、true または false を設定できます。

<nasdevice>

クラスタ上の NAS デバイスの単一インスタンス。

親:

<nasdeviceList>

子:

(省略可能)

  • <nasdir>

属性:

必須:

  • name

    NAS デバイスのホスト名。

  • type

    NAS デバイスのタイプ。Oracle ZFS Storage Appliance に対して sun_uss を指定する必要があります。

(省略可能)

  • userid

    NAS デバイスへのアクセスに必要なユーザー名。

<nasdeviceList>

クラスタ上のすべての NAS デバイスのリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <nasdevice>

属性:

なし

<nasdir>

NAS デバイス上のディレクトリの 1 つ。各 NAS デバイスは、複数の NAS ディレクトリを持つことができます。

親:

<nasdevice>

子:

なし

属性:

必須:

  • path

    NAS ディレクトリへのパス。

<node>

1 つのクラスタノード。クラスタ内のノードごとに、<node> 要素を 1 つ指定します。

親:

<nodeList>

子:

(省略可能)

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    ノードの名前に等しくします。

(省略可能)

  • id

    クラスタノード ID。指定しなかった場合、クラスタノード ID 属性のデフォルト値は空の文字列になります。

<nodeList>

クラスタ内の全ノードのリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <node>

    クラスタ上のノードごとに、node 属性を 1 つ以上指定します。

属性:

なし

<parameter>

<method> 要素のタイムアウト値とクラスタリソースタイプのほかのパラメータを規定する一連の属性。

親:

<parameterList>

子:

なし

属性:

必須:

  • extension

    extension 属性には、true または false を設定できます。

  • name

    パラメータの名前

  • tunability

    パラメータの調整時期の値。tunability 属性には、次の値のいずれか 1 つを設定できます。atCreation、anyTime、または whenDisabled。

  • type

    パラメータのタイプ。type 属性には、次の値のいずれか 1 つを設定できます。boolean、enum、int、string、または stringArray。

(省略可能)

  • default

    値が明示的に指定されなかった場合のこのパラメータのデフォルト値。たとえば、method 要素のタイムアウトのデフォルト値は START です。

  • description

    パラメータの説明。未定義の場合、この属性のデフォルト値は空の文字列です。

  • enumList

    オブジェクトの列挙型リスト。たとえば、優先度に従ったフェイルオーバーモードのリストが属性になる場合もあります。

  • maxLength

    string または stringArray 型のパラメータの最大長。

  • minArrayLength

    stringArray 型パラメータの最小サイズ。

  • minLength

    string または stringArray 型のパラメータの最小長。

<parameterList>

リソースタイプを記述する <parameter> 要素のリスト。

親:

<resourcetype>

子:

(省略可能)

  • <parameter>

属性:

固定:

  • readonly

    readonly 属性は、true の固定値を持ちます。

<property>

1 つのプロパティーを規定する汎用要素。このプロパティーは、クラスタ関連構成のサブセットに固有なものではありません。

親:

<propertyList>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    プロパティーの名前です。

  • value

    プロパティーの値です。

(省略可能)

  • readonly

    readonly 属性には、true または false を設定できます。この値を指定しないと、この属性のデフォルト値は false になります。

  • type

    プロパティータイプ。

<propertyList>

<property> 要素のリスト。<propertyList> 要素は、汎用要素です。

親:

<cluster>、<deviceGroup>、<node>、<quorumDevice>、<quorumNode>、<resource>、<resourceNode>、<resourcegroup>、<resourceType>、<transportAdapter>、<transportType>

子:

省略可能:

  • <property>

属性:

(省略可能)

  • extension

    この属性は次のいずれかの値を取ることができます。true、false、mixed、または doesNotApply。値を指定しないと、extension 属性はデフォルト値 doesNotApply になります。

  • readonly

    この属性は、true または false の値を持つことができます。値を指定しないと、readonly 属性はデフォルト値 false を持ちます。

<quorumDevice>

それぞれのクラスタ定足数デバイス。

親:

<quorumDeviceList>

子:

(省略可能)

  • <propertyList>

    <quorumDevice> 要素は、<propertyList> の子を 1 つだけ持つことができます。

  • <quorumDevicePathList>

    <quorumDevice> 要素は、<quorumDevicePathList> の子を 1 つだけ持つことができます。

属性:

必須:

  • name

    定足数デバイスの名前。

  • type

    この要素によって参照される定足数デバイスのタイプ。type 属性には、scsi または quorum_server を設定できます。

<quorumDeviceList>

クラスタ内の定足数デバイスのリスト。

親:

<clusterQuorum>

子:

(省略可能)

  • <quorumDevice>

属性:

なし

<quorumDevicePath>

クラスタ定足数デバイスのパス。

親:

<quorumDevicePathList>

子:

(省略可能)

  • <state>

    <quorumDevicePath> 要素は、<state> の子を 1 つだけ持つことができます。

属性:

必須:

  • nodeRef

    定足数デバイスが存在するノードの名前。

<quorumDevicePathList>

特定の <quorumDevice> のすべてのパスのリスト。

親:

<quorumDevice>

子:

必須:

  • <quorumDevicePath>

属性:

固定:

  • readonly

    readonly 属性には、true が設定されます。

<quorumNode>

クラスタ定足数に参加するクラスタ内の 1 つのノード。

親:

<quorumNodeList>

子:

(省略可能)

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • <nodeRef>

    ノードの名前。

<quorumNodeList>

クラスタ定足数に参加するすべてのノードのリスト。installmode にない有効なクラスタの場合、このリストには通常、クラスタ内のすべてのノードが含まれます。まだ installmode にあるクラスタの場合、このリストにはクラスタノードの 1 つだけが含まれる場合があります。

親:

<clusterQuorum>

子:

必須:

  • <quorumNode>

属性:

固定:

  • readonly

    readonly 属性には、true が設定されます。

<resource>

1 つのクラスタリソース。

親:

<resourceList>

子:

(省略可能)

  • <resourceNodeList>

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    リソースの名前

  • resourcegroupRef

    リソースが属するリソースグループ。

  • resourcetypeRef

    この要素によって規定されるリソースの型。

<resourceList>

構成内で定義されているクラスタリソースのルート ノードのリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <resource>

属性:

なし

<resourcegroup>

クラスタリソースグループ。

親:

<resourcegroupList>

子:

必須:

  • <failoverMode>

  • <managedState>

  • <resourcegroupNodeList>

  • <resourcegroupResourceList>

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    リソースの名前

<resourcegroupList>

構成内で定義されているクラスタリソースグループのルートノード。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <resourcegroup>

属性:

なし

<resourcegroupNode>

リソースグループが定義されているノード。

親:

<resourcegroupNodeList>

子:

なし

属性:

必須:

  • nodeRef

    クラスタノードの名前。

(省略可能)

  • ゾーン

    ゾーンの名前。

<resourcegroupNodeList>

特定のリソースグループが動作するクラスタノード。

親:

<resourcegroup>

子:

必須:

  • <resourcegroupNode>

属性:

なし

<resourcegroupResource>

特定のリソースグループに属するクラスタリソース。

親:

<resourcegroupResourceList>

子:

なし

属性:

必須:

  • resourceRef

    リソースの名前

<resourcegroupResourceList>

リソースグループで定義されているリソースのリスト。

親:

<resourcegroup>

子:

(省略可能)

  • <resourcegroupResource>

属性:

なし

<resourceNode>

リソースが定義されているノード。

親:

<resourceNodeList>

子:

必須:

  • <state>

  • <monitoredState>

(省略可能)

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • nodeRef

    リソースタイプの名前。

(省略可能)

  • zone

    ゾーンの名前。

<resourcetype>

クラスタ内で使用可能な 1 つのクラスタリソースタイプ。

親:

<resourcetypeList>

子:

(省略可能)

  • <resourcetypeRTRFile>

  • <resourcetypeNodeList>

  • <methodList>

  • <parameterList>

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    リソースタイプの名前。

<resourcetypeList>

構成内で定義されているクラスタリソースタイプのルートノード。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <resourcetype>

属性:

なし

<resourcetypeNode>

リソースタイプが定義されている 1 つのノード。

親:

<resourcetypeNodeList>

子:

なし

属性:

必須:

  • nodeRef

    クラスタノードの名前。

<resourcetypeNodeList>

特定のリソースタイプが存在するクラスタノードのリスト。

親:

<resourcetype>

子:

必須: <resourcetypeNodeList> 要素には、1 つ以上の <resourcetypeNode> 要素か、または正確に 1 つの <allNodes> 要素のどちらかを含める必要があります。

  • <resourcetypeNode>

  • <allNodes>

属性:

なし

<resourcetypeRTRFile>

特定のリソースタイプを規定するリソースタイプ登録 (RTR) ファイルの名前。

親:

<resourcetype>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    RTR ファイルの名前。

<snmphost>

クラスタノード上で構成される SNMP ホストおよびコミュニティー。

親:

<snmphostList>

子:

なし

属性:

必須:

  • community

    SNMP コミュニティー名。

  • name

    インスタンスの名前。

  • nodeRef

    SNMP ホストとコミュニティーが存在するノード。

<snmphostList>

クラスタノード上で構成される SNMP ホストおよびコミュニティーのリスト。

親:

cluster>

子:

(省略可能)

  • <snmphost>

属性:

なし

<snmpmib>

クラスタノード上の SNMP MIB。

親:

<snmpmibList>

子:

(省略可能)

  • state

属性:

必須:

  • name

    MIB の名前。

  • nodeRef

    SNMP MIB が存在するノード。

(省略可能)

  • protocol

    MIB が使用する SNMP プロトコル。この属性のデフォルト値は SNMPv2 です。

  • value

    SNMPv3 または SNMPv2

snmpmibList

クラスタノード上の SNMP MIB のリスト。

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <snmpmib>

属性:

なし

<snmpuser>

クラスタノード上で構成される SNMPv3 ユーザー。

親:

<snmpuserList>

子:

なし

属性:

必須:

  • name

    ユーザーの名前。

  • nodeRef

    SNMPv3 ユーザーが存在するノード。

  • auth

    auth 属性は、MD5 または SHA に設定できます。

(省略可能)

  • defaultUser

    defaultUser 属性は、yes または no に設定できます。値が指定されない場合、この属性のデフォルト値はノード構成に基づき、いずれか適切な値になります。

  • defaultSecurityLevel

    ユーザーのセキュリティーレベル。security 属性は次のいずれかの値に設定できます:

    • authPriv

    • authNoPriv

    • noAuthNoPriv

<snmpuserList>

クラスタノード上で構成される SNMPv3 ユーザーのリスト。

親:

<cluster>

子:

<snmpuser>

属性:

なし

<state>

クラスタ構成内のさまざまなオブジェクトの状態。<state> 要素は、汎用要素です。

親:

<quorumDevicePath>、<resourceNode>、snmpmib>、telemetryAttribute、<transportAdapter>、<transportCable>、<transportSwitch>

子:

なし

属性:

必須:

  • value

    value 属性には、enabled または disabled を設定できます。

<telemetrics>

クラスタモニタリングしきい値

親:

<cluster>

子:

(省略可能)

  • <telemetryObjectType>

属性:

なし

<telemetryAttribute>

ユーザーがモニターできるシステムリソースの属性。

親:

<telemetryObjectType>

子:

必須:

  • <state> (1 つ以上)

属性:

必須:

  • name

    属性の名前

<telemetryObjectType>

ユーザーがモニターできるオブジェクトのタイプ。

親:

<telemetrics>

子:

必須:

  • <telemetryAttibute>

属性:

必須:

  • name

    属性の名前

<transportAdapter>

プライベートクラスタトランスポートで使用するネットワークアダプタ。

親:

<transportNode>

子:

(省略可能)

  • <state>

  • <transportType>

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • name

    ネットワークアダプタの名前。

<transportCable>

プライベートクラスタトランスポートで使用するネットワークケーブル。このケーブルは、物理ケーブルを指さない場合もあり、2 つの <endpoint> 要素間のパスとする方が適切です。

親:

<transportCableList>

子:

必須:

  • <endpoint>

    <transportCable> 要素は、2 つの <endpoint> 要素を持つ必要があります。それぞれの endpont 要素では、ケーブル終端の一方を規定します。

(省略可能)

  • <state>

    <transportCable> 要素は、<state> 要素を 1 つ持つことができます。

属性:

なし

<transportCableList>

2 つのクラスタ <endpoint> 要素を接続するのに使用するネットワークケーブルのリスト。

親:

<clusterTransport>

子:

省略可能:

  • <transportCable>

属性:

なし

<transportNode>

プライベートクラスタトランスポートで使用されるクラスタノードの 1 つ。クラスタのノードごとに、<transportNode> 要素を 1 つ指定します。

親:

<transportNodeList>

子:

(省略可能)

  • <nodeRef>

属性:

必須:

  • transportAdapterList

    クラスタノードの名前。

<transportNodeList>

プライベートクラスタトランスポートで使用するノードのリスト。このノードリストには常に、クラスタのメンバーと同じ一連のノードが含まれます。

親:

<clusterTransport>

子:

(省略可能)

  • <transportNode>

属性:

なし

<transportSwitch>

1 つのクラスタトランスポートスイッチ。

親:

<transportSwitchList>

子:

(省略可能)

  • <state>

属性:

必須:

  • name

    トランスポートスイッチの名前。

(省略可能)

  • port

    スイッチ上のポートの番号。

<transportSwitchList>

プライベートクラスタトランスポートシステムによって使用されるネットワークスイッチのリスト。

親:

<clusterTransport>

子:

(省略可能)

  • <transportSwitch>

属性:

なし

<transportType>

<transportAdapter> 要素で使用されるネットワークトランスポートのタイプ。

親:

<transportAdapter>

子:

(省略可能)

  • <propertyList>

属性:

必須:

  • value

    value 属性には、dlpi または rsm を設定できます。

ファイル

/usr/cluster/lib/xml/cluster.dtd

Oracle Solaris Cluster 構成用 XML ファイルの構造を定義する文書型定義 (DTD) ファイル。

関連項目

Intro(1CL), cluster(1CL)

http://www.w3.org/XML/

Copyright © 2000, 2015, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.  著作権について
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